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サムスン電子の営業利益暫定値を上方修正…韓の証券業界


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サムスン電子の今年第3四半期の暫定業績が来月4日に発表されるなかで、証券業界ではサムスン電子の営業利益暫定値を相次いで上げている。

先月まではサムスン電子の第3四半期の営業利益の推定値は、6兆ウォン台が優勢だった。しかし半導体価格の下落サイクルの終わりが見え始めたし、スマートフォンと小型OLED事業での好調によって7兆ウォン台に上方修正している。

23日、最近1ヶ月間に証券会社9社が提示した実績見通しを土台した連合インフォメクス(Yonhap Infomax)のコンセンサスによると、サムスン電子の今年第3四半期の営業利益は7兆24億ウォンを示す見通しだ。

前年同期(17兆5750億ウォン)との比では60.2%減の規模だが、今年の第1~2四半期連続で6兆ウォン台の営業利益を出した後、3四半期ぶりに7兆ウォン台に上がってことに意味がある。証券業界がこのようにサムスン電子の第3四半期業績を上げて見積もっているのは、サムスン電子の営業利益の半分を超えて占める半導体価格の下落傾向が落ち着いた影響が大きいと思われる。DRAMエクスチェンジによると、PCに主に使用されるDRAM(DDR4 8Gb)価格はこの末の時点で平均2.94ドルと、前月と同じレベルを記録した。

昨年末よりも約59.5%も減少したが、今年に入って7ヶ月連続で下落している中で、8ヶ月ぶりに横ばいを示した。ただし最近になって価格の下落傾向は停止したが、まだ需要が本格的に生き返ったと見ることは難しいという観測も出ている。

ハンファ投資証券のイ・スンハク研究員は、「不確実性が高い状況では、半導体の業況が回復しているという点は非常に肯定的」だとし、「DRAMとNAND型フラッシュメモリの在庫がともに減少しており、年末頃には通常の範囲に到達すると予想される」と語った。

イ研究員は続けて、「顧客社もまた各DRAMメーカーの供給縮小戦略が維持される状況で、これ以上の値下げを要求することも無理なので徐々に在庫蓄積の動きが現れるものと見られる」と付け加えた。

半導体だけでなく、スマートフォンの販売好調とスマートフォン用の小型OLEDの回復傾向も肯定的な要因として作用する見通しだ。

まずサムスン電子が最近発売した下半期のフラッグシップスマートフォン「ギャラクシーノート10」と最初のフォルダブルフォン「ギャラクシーフォールド」が高い販売量を連日続けている。

去る16日の時点でギャラクシーノート10は発売25日ぶりに100万台を突破した。これはギャラクシーSとノートシリーズを合わせて歴代最短期間の100万台記録であり、前作に比べて2倍以上も速い速度だ。

ギャラクシーフォールの場合、国内で完売行進を続けている。一部のキャリアでは現在、ギャラクシーフォールドの3次予約まで進めている状態だ。去る18日(現地時間)に2次として発売した海外4カ国でも当日に販売を終えた。

今年の第2四半期にアップルからの補償金を除けば実質的に赤字を出したサムスンディスプレイも、今期は北米と中華圏の顧客需要の拡大と下半期のスマートフォン市場のシーズン到来などによって稼働率が70~80%台まで上昇し、サムスン電子の実績に肯定的要因として作用するものと思われる。
  • 毎日経済_デジタルニュース局ギムスンハン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-23 16:03:33




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