韓・ハンファ…人事刷新で若返をねらう


ハンファグループは23日、ハンファシステムと(株)ハンファ、ハンファケミカルなど7つの系列会社の新任代表取締役の人事を断行した。専門性と成果が検証された専門経営者を代表取締役に大挙抜擢することで、世代交代と主力事業の競争力強化に乗り出すという布石だ。この日のハンファグループによると現在、ハンファシステム新任代表取締役は(株)ハンファ機械部門、ハンファ精密機械、ハンファテックウィンの3つの系列会社の代表取締役を兼任しているキム・ヨンチョル副社長が社長に昇進する。

今回の人事で唯一の社長昇進者であるキム代表は、これまで担当した事業で収益性向上と体質改善を通じた競争力強化に成果を出すなどの実績が検証されたという評価を受けている。

グループの関係者は、「キム代表は防衛エレクトロニクス分野の技術力と民需分野のソフトウェア能力を組み合わせ、ハンファシステムの新規事業拡大に乗り出す計画だ」と説明した。キム代表の後任となる(株)ハンファ機械部門の新しい代表取締役には、(株)ハンファ火薬・防衛部門の代表取締役である玉経錫(オク・キョンソク)社長が兼職内定した。

サムスン電子出身の経営管理技術革新の専門家であるオク社長は、2016年にハンファグループに迎え入れられた。一昨年の人事で火薬部門の代表に選任されており、昨年の人事では防衛部門の代表に、今年の人事で機械部門の代表に兼職任命されるなど、グループ内の役割が大きくなっている。

オク社長はグループ内の製造業経営の効率化に関連し、成果と力量を認められてきた。会社の中・長期戦略的な方向を提示して導いていくところに優れた能力を持つという評価も受けている。内部では去る2月に発生したテジョン工場の爆発事故を円満に収めたし、これを契機に安全マネジメントシステムを定着させるところに努力した点、航空事業と工作機械事業などを子会社に移管し、事業シナジーを創出した点、「グローバルマイニング」事業の拡大を通じて豪州・東南アジアなどの産業用火薬市場で成果を上げているという点なども考慮された人事という評価が出ている。

グループの主力系列会社であるハンファケミカルは、事業総括役を務めていたイ・グヨン副社長を新しい代表取締役に内定した。これまでのキム・チャンボム代表取締役副会長は理事会の議長を務め、経営の一線からは一歩退く。イ代表はハンファケミカルとハンファQセルなどを経た、化学・エネルギー分野の専門家だ。ハンファケミカルのグローバルな事業拡大と、高付加価値事業の拡大を牽引していく適任者として期待を集めているというのがグループの説明だ。イ代表は現場の経験が豊富で、意思決定が迅速かつ推進力が優れているという評価を受けている。

ハンファ精密機械の代表取締役には現在の事業総括役を務めているイ・ギナム専務が、ハンファテックウィンの代表取締役には専務に昇進するアン・スンホン営業マーケティング室長がそれぞれ内定した。イ・ギナム内定者は産業用機器分野の専門家で、グローバルな市場開拓とグローバルな製造業界で話題のパートナーロボットなど、新規事業の拡大などに牽引車の役割をしたという評価を受けている。

サムスン出身のアン・スンホン内定者はビデオ監視装置の分野で力強い専門家だ。米国法人長在職時に高い成長を達成し、ハンファテックウィンはグローバルに事業を拡大することができる足場を整えたという評価を受けてきた。 2014年のサムスングループとの「ビッグディール」以降、サムスン出身の専門家が系列社の代表取締役に上がった最初の事例だ。

このほかハンファQセルズアンド尖端素材はハンファエネルギーのリュ・ドゥヒョン代表取締役(副社長)を尖端素材部門の新しい代表取締役に、ハンファエネルギーはチョン・インソプ副社長を新任代表取締役にそれぞれ内定した。リュ代表は2015年6月からハンファエネルギーの代表取締役を務めており、集団エネルギー事業・太陽光事業を拡大してきた。チョン代表は大宇グループ秘書室の出身でKPMGコンサルティングやピョクサン建設海外事業担当、ハンファ生命海外事業チーム長などを経たグローバル戦略の専門家だ。

今回内定した7つの系列会社の代表取締役は、各社のスケジュールにしたがって株主総会や取締役会などを経て代表理事に正式に選ばれる。財界はハンファグループの今回の系列会社の代表をめぐって、世代交代と専門経営者の前面布陣に力点を置いた人事だと評価している。実際に、新たに内定された代表取締役はオク・キョンソク代表(61)を除いてはすべて1960年代生まれだ。

ハンファグループは「今回の人事は対内外的に不確実な経営環境の中で、経営の堅実化を通じて将来に持続する経営基盤を整えるという判断によるもの」だとし、「専門性と成果が検証された専門経営者を代表取締役に布陣して、次世代の産業をリードするという意志の表現」だと人事の背景を説明した。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-23 19:49:34