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「脱韓国」ラッシュ…製造業も投資資金も国外へ


今年上半期の海外直接投資が300億ドルに達し、過去最大を記録した。一方で同じ期間に海外企業などが国内に投資した、外国人直接投資(FDI)は45%減少した。最低賃金の上昇と週52時間勤務制の実施、労働組合の声の拡大、環境規制の強化など「企業しにくい環境」が改善されなければ、これらの流れは継続するだろうという懸念が出ている。

27日、企画財政部が発表した「第2四半期の海外直接投資動向」を見ると、今年の上半期(1~6月)の海外直接投資は299億6000万ドル(35兆8000億ウォン)で、昨年の同期間よりも30.4%増加したことが分かった。四半期ベースで過去最高値だ。

四半期ベースでは、今年の4~6月の海外直接投資額が150億1000万ドルで、前年同期比で13.3%増加したがやはり最高値だ。海外直接投資は2017年の第4四半期と昨年の第1四半期に減少したが、昨年の第2四半期から5四半期連続で増えている。今年の上半期における製造業の海外直接投資は、昨年上半期の74億3000万ドルから115億7000万ドルに急増した。金融・保険業の投資も70億7000万ドルから104億6000万ドルに跳ね上がった。

企画財政部のチャン・ドファン国際経済課長は、「最近になって海外直接投資が増えたのは、大企業の本格的なグローバル化と国内流動資金の海外ファンド投資の拡大のため」だとし、「小規模開放経済の特性から現地市場への進出、先進技術の導入のための海外直接投資は避けられない側面がある」と述べた。

しかし、経済規模が大きくなりつつ現れる自然現象であることを勘案しても、国内の投資不振は深刻な水準だ。今年の第2四半期の設備投資と建設投資は前年同期比でそれぞれ7.8%と3.5%減少し、5四半期連続でマイナス行進を続けている。特に海外企業も韓国を無視するという点で、状況は深刻だ。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者/キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-09-27 20:04:15




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