現代自「デジタルコックピット」事業に飛び込む


現代自動車は先月、自動車のインストルメントパネルのすべてボタンをなくし、タッチパネルに置き換えた次世代「デジタルコックピット(digital cockpit)」のプロトタイプを「独フランクフルト国際モーターショー2019」で公開した。ドライバーはタッチパネルを介してオーディオ調整や自動車のモード変更など、すべての車両関連事項を制御することができ、インストルメントパネルには速度と燃料からバーチャルリアリティ(VR)で実現されたナビゲーション地図まで、さまざまな情報が表示される。

インストルメントパネルが車両とマルチメディア、走行環境を表示する情報提供を担当するものだあら、ステアリングホイールは車両の統合制御に対応する。現代自動同車はコンセプト開発を終えて、コクピットを次世代の新車に搭載するための商用化を検討している。

速度や燃料などの一部の走行情報のみを提供していた車のダッシュボードは、このように自律走行やコネクテッド・カーの制御のためのデジタルコックピットのプラットフォームに進化している。現代自動車グループは運転状態を読んで、車両を自律走行するコックピットを開発している。サムスン電子は車の中で家の中の家電機器を操作するコックピットを公開した。一方、コクピットはインストルメントパネルとダッシュボード、ルーム・サイドミラーを合わせた巨大部品として大きくなる傾向にある。

特許庁のカン・ジテク自動車融合審査官は、「全世界の情報技術(IT)・自動車大手デジタルコックピットの技術を競争的に開発する傾向」と強調した。

現代自動車が車を統合制御するバーチャルコクピットの試作品を完成させるならば」、現代モービスはコックピットの「知能化」に集中している。現代モービスはコックピットに生体センサーを装着して、センサーがドライバーの健康異常や居眠り運転の兆候を捕捉すると、車両が自律走行で安全な場所まで移動する「DDREM」システムを開発している。商用化の目標時期は2021年だ。

最近、現代モービスが開発に成功した未来型のサイドミラー「カメラモニターシステム(CMS)」も、デジタルコックピットの一方の軸だ。 CMSはサイドミラーの位置にカメラのセンサーをつけた後、側方の情報を人間の視界よりもいっそう幅広く認識し、その情報を再びコクピットに表示して運転者に提供する。サムスン電子は昨年初め、米ラスベガスの「家電ショー(CES)2019」で系列社のハーマンと共同開発したデジタルコックピットを公開して以来、着実に性能を改善している。サムスン電子のデジタルコックピットは、ドライバーと前の座席の乗客にインフォテインメントシステムを提供する。特にこのコックピットは、サムスン電子の音声認識プラットフォーム「Bixby(ビクスビー)」やスマートホームプラットフォーム「SmartThings(スマートシングス)」と結合して、車両の機能を音声制御したり、車の中に座ったままで家の中の家電機器を動作させることも可能だ。

特許庁によると、2009年から昨年までの車両計器盤関連の特許出願数は341件だが、このうち134件がスマート車計器の特許だった。特許庁は昨年に出願された車両計器盤特許のうち76%がスマート機能と連携すると説明した。

グローバルな企業もデジタルコックピット技術の確保と商用化に注力している。先頭走者は独フォルクスワーゲングループだ。フォルクスワーゲンは2014年、世界で初めて「バーチャル(virtual)コクピット」と命名したコクピットを商用化し、アウディ、フォルクスワーゲン、シュコダ、ランボルギーニのような自社ブランドの最新車両に適用している。

中国の電気自動車新興リーダーであるバイトンは、そもそもダッシュボードや車両計器盤を合わせた48インチサイズの統合デジタルコックピットを開発した。BYTON(バイトン)社は量産型の純粋な電気自動車(EV)モデル「M-バイト」にがコックピットを搭載する方針だ。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-06 18:02:00