現代自、米国に1年間で3兆を投資

トランプ政権の「関税爆弾」回避策? 

  • 現代自動車の最近の対米投資


トップフライトテクノロジー(Top Flight Technologies)、オーロラ(aurora)、アプティブ(Aptive)、ネトラダイン(Netradyne)。

現代自動車グループは対内外の事業リスクに備え、米国の技術革新企業を相手に果敢な投資決定に相次いで乗り出している。昨年10月、史上初の無人航空技術企業である「トップフライトテクノロジー(Top Flight Technologies)」への戦略投資を決定するなど、この1年のあいだに公式確認された米国企業だけでも計4社を相手に3兆ウォン台の投資が行われるものと把握される。

業界では鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ首席副会長が「未来技術の先取り」とともに、来月に差し迫った米国の「輸入車関税」課税可能性に備え、果敢な現地投資を決断しているものと分析する。

10日の自動車業界によると、現代自動車は自律走行技術の開発のために米国の尖端運転支援システム(ADAS)ソリューションプロバイダである「ネトラダイン(Netradyne)」との戦略投資を決定した。

投資主体は米国シリコンバレーに本拠を置く現代自動車グループの技術革新センターである「現代クレードル(Hyundai CRADLE)」で、具体的な投資規模は明らかにされなかった。現代・起亜自動車と現代モービスは、先月にも米「アプティブ(Aptive)」社と自律走行のレベルソリューション開発などのための合弁会社設立プロジェクトを発表した。グループ3社はこのために総20億ドル(約2兆3800億ウォン)を投資することにし、合弁会社の株式の半分を確保する計画だ。

これは現代自動車グループが最近、インドで稼働を開始した起亜自動車の生産工場の投資額(1兆8000億ウォン)よりも大きく、ドナルド・トランプ米大統領は20億ドルの投資ニュースに「ビッグニュース」と肯定的に回答した状態だ。業界では現代自動車の積極的な対米投資の動きに対し、「来月14日まで予定されているトランプ政権の、輸入車関税爆弾に備えた戦略的選択の側面が強い」という観戦評を出している。

トランプ政権が貿易拡大法232条を根拠に、25%の高関税賦課を検討している対象国は韓国と日本や欧州連合(EU)、カナダ、メキシコなどの5カ国だ。

米国は現在、EU・日本と進めてい別の関税交渉の結果を土台に、残りの3カ国までパッケージで関税の適用するかどうかを決定することが伝えられた。

業界関係者は、「韓国の自動車産業の代表格である現代自動車が積極的な対米投資を通じて、韓・米自動車産業が相互ウィンウィンの関係であることを確信させようと努力を見せている」と説明した。

自動車業界はトランプ政権が韓国産自動車に対する25%の高関税を賦課した場合、対米輸出の減少などで年間2兆5000億ウォン前後の経済的被害が発生すると予想している。これと関連し、韓国の完成車業界を加盟社にする韓国自動車産業協会のチョン・マンギ会長は8日から、米ワシントンDCで米国の自動車政策協会・自動車製造業者連合会と続けて会合し、米国発の関税リスクに対する懸念を伝えた。
  • 毎日経済_イ・ジェチョル記者/イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-10 17:34:48