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韓の防産企業「LIGネクスワン」…未来の戦場に対応

「防産ロボット」技術を革新 

  • 韓の防産企業「LIGネクスワン」…未来の戦場に対応
  • キム・ジチャンLIGネクスワン社長(右)が15日、城南のソウル空港で開かれた「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会2019(ADEX 2019)」で筋力増強ロボットを披露している。 写真提供=LIGネクスワン



LIGネクスワンは国防分野に第4次産業革命の技術を組み合わせた、「筋力増強ロボット」を公開した。未来の戦場に対応するために、主力事業を精密誘導兵器とレーダーやセンサーなどの個人型戦闘装備にすばやく拡げていく姿だ。今後は無人・ロボットなどの技術を組み合わせた多様な次世代兵器体系を開発していく方針だ。

LIGネクスワンは16日、京畿・城南のソウル空港で開かれた「ソウル国際航空宇宙および防衛産業展示会2019(ソウルADEX)」で筋力増強ロボットを展示したと明らかにした。

筋力増強ロボットは人間の動作意図を認知し、その動作に応じて人体筋力を補助したり増幅させることができるウェアラブルシステムをいう。これを着用すると重い荷物を持って険しい地形でも容易に移動することができる。最大55キログラムの重量までたやすく挙げられる。一般歩兵の完全軍装の重量が約40キログラムある点を勘案すれば、それだけ筋力を少なく消費することができる。

筋力増強ロボットは将来の歩兵システムに重要な技術として挙げられる。このために世界の主要国では、競争的にこの分野を研究開発している。 LIGネクスワンはこの市場を先取りするために、2010年から事業を本格化した。 2013年に一次試作(LEXO)を開発することに成功し、その後は油圧パワーパック(油圧を利用して電気モータよりも大きな力を出すことができる部品)、センサー処理ボード、制御アルゴリズムなどのロボットの核心技術を確保した。

LIGネクスワンの関係者は、「未来の戦闘環境は将兵が携帯する個人火器と軍装などの戦闘荷重が増えて、担当する作戦半径も大きく広がるだろう」と語った。続けて「このような環境で、筋力増強ロボットは将兵が任務を遂行する能力を引き上げるために大きく貢献できる」と付け加えた。この関係者は引き続いて「より多様な国防分野で第4次産業革命の技術を組み合わせていく計画だ」と付け加えた。このようなウェアラブルロボット技術は今後、消防やリハビリ医療とシルバー産業などの社会全般に活用されるものと思われる。

LIGネクスワンは筋力増強ロボットのほか、陸軍の「ウォリアプラットフォーム(個人戦闘システム)」事業政策に合わせた技術力の確保にも力を入れている。特に未来型兵士システムである「モジュール統合個人戦闘システム」に集中している。これは変化した未来の戦場環境に対応し、監視・偵察と精密打撃任務の遂行のために兵士の個人装備に尖端技術を適用した統合型の兵器システムをいう。 LIGネクスワンは兵士個人の利便性を考慮して小型・軽量化し、映像を確保するために昼夜観測モジュールセンサーを適用した。これによってリアルタイムの情報共有が可能となり、指揮・統制と作戦遂行能力も大幅に向上するものと期待を集めている。

LIGネクスワンは今回のソウルADEXでは筋力増強ロボットのほか、個人兵士システム、多目的無人ヘリコプター、小型偵察ドローンなどの複数の無人・ロボット製品群を発表した。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-16 17:39:42




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