サムスン電子「上品な工場閉鎖」…中国現地で賞賛


「サムスンが上品に(decent)工場を閉めて、中国ネチズンの尊敬を受けている。中国企業はサムスンのような外国の競合他社から健康な企業文化を構築する方法と、企業が社会的責任をどのように全うするのかを学ぶ必要がある」。

去る15日、中国官営メディア「グローバルタイムズ」に掲載された「サムスンは中国市場での敗者(loser)ではない」というタイトルのコラムの内容の一部だ。グローバルタイムズは「サムスンは中国での携帯電話の生産を終了すると発表したが、中国市場ではまだ良いイメージを維持している」と付け加えた。

サムスン電子は昨年4月に中国の深セン工場を閉鎖し、同年12月に天津工場、今年9月には最後に残っていた恵州工場の稼動を中断している。グローバルタイムズは「サムスンは(中国内での)携帯電話の生産を停止したが、世界最大の中国スマートフォン市場で引き続き製品を売るだろう」とし、「サムスンが提供した退職金は、サムスンが中国消費者の人気を得るところに役立つだろう」と評価した。続いて「サムスンは従業員をそまつに扱う一部の中国企業に示唆を与えた」とし、「特に中国中小企業は労働者を解雇する場合、退職金を与えない」と指摘した。グローバルタイムズは「海外投資に注目する中国企業がサムスンから学ばなければ、世界的な競争力を向上させることはできないだろう」と付け加えた。

先だって中国の一部メディアは、サムスン電子の中国スマートフォン工場の閉鎖によって現地従業員が仕事を失うことになることに対する懸念を表明したことがある。しかし、いまはサムスン電子が中国内に多くの投資をしているという点を浮き彫りにし、恵州工場閉鎖で職を失った中国人従業員をいちいち面倒を見る「模範企業」だと評価している。グローバルタイムズは中国版ツイッターのウェイボの情報を引用し、「他の企業に連絡して新しい仕事を見つけることを助けたことが分かった」と報道した。

中国国営メディアがサムスン電子に対する好意的な評価を下しているのは、サムスンの現地でのすばやい取り組みも一役買ったが、韓国の技術ベンダーと緊密に協力することを望んでいる中国の指導部の意中が込められた動きだという分析が出されている。グローバルタイムズをはじめとする中国国営メディアは、サムスンが中国現地で進めている2段階の投資規模が150億ドルという点を浮上させながら、「中国の製造業はまだ低収益の組み立て段階で大きく受けだせないでいるため、(協力を通じた)尖端技術の競争力を育てるために邁進しなければならない」と強調した。
  • 毎日経済_北京=キム・デギ特派員 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-16 17:46:07