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LG電子、OLEDテレビ市場をリード…累積販売500万台超


  • LG電子、OLEDテレビ市場をリード…累積販売500万台超
  • LG電子PLEDテレビ累積出荷量


LG電子は2013年に有機発光ダイオード(OLED)テレビを世界で初めて商用化した後、最近までの累積出荷量が500万台をこえる大記録を立てた。

中国と日本のテレビメーカーがOLEDテレビの発売を拡大している中で、LG電子はOLED陣営の代表走者としてプレミアム市場を中心に、OLEDテレビの大勢化に拍車をかけるという戦略だ。

25日の業界によると最近、LG電子はOLEDテレビ累積出荷500万台を突破した。第3四半期の累積出荷台数は486万台を記録したが、その後も月平均10万台以上を出荷し、今月に入って500万台を超えている。

LG電子は液晶表示装置(LCD)テレビが主流だった2010年代初頭、次世代テレビ技術として大型OLEDを選択し、2013年に世界初のOLEDテレビを量産してこれまで市場をリードしている。LG電子の年間のOLEDテレビ出荷台数は、2014年の7万6000台から2016年に66万6000台、2018年には156万4000台に急成長した。

LG電子が唯一だったOLEDテレビメーカーは着実に増え、現在ではLG電子を含むグローバル家電企業15社がOLEDテレビを製造し販売している。 LG電子を筆頭に中国スカイワース(創維数碼)、コンカ(康佳集団股フン有限公司)、チャンフン(四川長虹電器)、ハイセンス(海信集团有限公司)などと日本のソニー、東芝、パナソニック、欧州のフィリップス(Philips)、グルンディッヒ(Grundig)、ベステ(Beste)、バングアンドオルフセン(Bang&Olufsen)などが含まれている。これらに加えて、中国のシャオミ(小米科技)と米国最大のテレビメーカーのビジオ(VIZIO)社がOLEDテレビの発売を確定し、ファーウェイ(Huawei)社もまた来年中のOLEDテレビ発売が有力だ。

年間約2億2000万台の水準であるテレビ市場でのOLED製品の販売量は、現在は250万~300万台で1%台の水準に過ぎない。しかし高級製品の基準となる2500ドル(出荷価格)以上のプレミアム市場では、30%を超えるシェアを記録して確実に定着した。

現在、唯一で大型OLEDパネルを生産しているLGディスプレイは、広州工場の稼働で来年からパネル供給能力が大幅に増え、OLEDテレビの出荷量は急激に拡大すると期待される。市場調査機関のIHSマークイットによると、今年は300万台と予想されるOLEDテレビ全体の販売台数は、毎年200万台以上ずつ増えて2023年には1150万台に達すると予想される。

LG電子はOLEDテレビの主要な消費層であるプレミアム市場を攻略することに注力する方針だ。このことから、LG電子は今年7月に8K解像度の88インチOLEDテレビ「LGシグネチャOLED 8K」を発売し、世界初のローラーブル(巻き取り)テレビ「LGシグネチャOLED R」も近いうちに市場に出す計画だ。

OLEDは画素が自ら光を出す自発光ディスプレイで、バックライトが不要であることから薄型設計を実現できる。優れたコントラスト比と完全な黒色を実現し、自然に最も近い色を表現することで定評がある。 LG電子はOLEDの利点を活かして、紙のように薄い壁紙デザインと画面が巻き取ることのできるローラーブルテレビのフォームファクタ(製品形態)の変化を主導している。

OLEDテレビメーカーが継続して増えていることから、世界的なOLEDテレビ市場でLG電子のシェアは徐々に減少しているが、第3四半期にもシェア50%水準を維持して圧倒的に1位を守っている。
  • [キム・ギュシク記者/チョン・ギョンウン記者
  • 入力 2019-11-25 17:21:55




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