現代自、日本車の牙城を攻略…インドネシアに工場

現代自動車がアセアンを本格攻略 

  • 文在寅(ムン・ヂェイン)大統領とASEAN首脳は26日、釜山ベクスコ展示館で開かれたアセアン特別首脳会議の付帯行事「革新成長ショーケース」に展示された現代自動車の水素電気自動車「NEXO(ネクソ)」を見ている。前列右からミャンマーのアウンサン・スー・チー国家顧問、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領、タイのプラユット・チャンオチャ総理、マレーシアのマハティール・ビン・モハマド総理、ムン大統領。 釜山=イ・チュンウ記者



現代自動車はインドネシアに年産25万台規模の完成車工場を建設することにした。現代自動車初の東南アジアにおける完成車の生産拠点で、ASEAN諸国攻略のための橋頭堡だ。

現代自動車は26日午後、蔚山工場でインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ首席副会長が参加した中で、インドネシア政府と現地工場の建設のための投資協約を締結した。チョン首席副会長はこの日の協約式で、「現代自動車の現地工場設立はインドネシア政府の積極的な協力と支援をもとに成し遂げた成果」だと言及した後、「インドネシア政府のエコカー政策に積極的に応えて、アセアン地域の発展に持続的に貢献する」と強調した。

今回の投資協約に基づいて、現代自動車はインドネシアの首都ジャカルタから東に約40キロメートル離れたブカシ市の「デルタマス工団」に完成車工場を建てる。現代自動車はこの工場で現地需要に特化した小型戦略モデルはもちろん、電気自動車(EV)も製造し、インドネシアの拠点を将来のモビリティの革新の舞台として育てるという構想だ。

工場新築と流通網の確保や製品開発のために、2030年までに計15億5000万ドル(約1兆8200億ウォン)を投資する。工場は約77万6000平方メートル規模の敷地に、早ければ来月にも着工する予定だ。現代自動車は2021年末には年産15万台規模で稼働を開始し、今後は最大生産能力を25万台に育てるという目標だ。現代自動車は生産性革新のために、現地部品メーカーを積極的に発掘することにした。消費者にカスタマイズ製品を生産する「受注生産方式(BTO)」も導入して、在庫を最小限に抑える計画だ。生産車種は主に発展途上国が多いアセアン市場の特性を勘案し、小型スポーツ多目的車(SUV)とミニバン(MPV)の戦略モデルを優先させる予定だ。インドネシアの工場は現代自動車が東南アジアに初めて建てる完成車工場だ。現代自動車はThanh Cong(タィンコン)グループと協業して、ベトナムで年6万台規模の半組立(CKD)工場を運営している。来年までに年10万台に増設する案を推進中だ。

アセアンを含む東南アジアの自動車市場は昨年の時点で約360万台で、2026年には449万台に成長すると期待される。現代自動車は東南アジア最大のモビリティプラットフォーム「Grab(グラブ)」に計2億7500万ドルを投資するなど、東南アジア攻略に力を入れている。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-11-26 17:58:41