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斗山ボブキャット、北米の造景機械メーカー買収

5兆の北米造園機器市場をねらう 

斗山ボブキャット(代表スコット・パク)は北米の造園機器市場に本格的に飛び込む。小型建設機械を中心として事業ポートフォリオを多様化し、新しい成長動力を確保するという戦略だ。

斗山ボブキャットは3日、米国の造景機械の専門メーカーであるシーラーグラウンドケアからゼロターンモア(ZTR Mower)事業を買収する契約を締結したと発表した。ゼロターンモアは除草などの造景作業を行う機会であり、「ゼロターン方式(0度回転方式)」を採用して作業効率が良いという特徴がある。

今回の買収対象は、△ボブキャット(BOB-CAT)、△シュタイナー(Steiner)、△ライアン(Ryan)の3つのブランドだ。取引き規模は970億ウォン(約8200万ドル)に達している。双方は年内に今回の取引きを終える予定だ。

斗山ボブキャットは今回の買収を完了した後は高いブランド認知度とディーラー能力に基づいて、北米の造園機器市場に早期に定着することを目指している。

北米の造園機器の市場規模は、昨年の時点で5兆6000億ウォン(約48億ドル)に達する。ここ5年間の販売台数は年平均で7.8%増加し、安定成長を見せている。また斗山ボブキャットは最近発売された「コンパクトトラクター」とともに農業・造園機器の事業拡大に速度を出す方針だ。特に2つの製品の需要が多い米国南西部にディーラー網を拡大し、既存の製品の販売も拡大するという構想だ。

斗山ボブキャットのスコット・パク社長は「モアは造園・農業分野の製品競争力の強化のために必ず備えるべきファミリー」だとし、「今回の買収は北米での事業領域の拡大に速度を加えるきっかけになるだろう」と述べた。続けて、「確保した製品と販売チャネルを通じて隣接市場での事業を迅速に広げ、既存事業との相乗効果が最大化されるように力を集中する」と付け加えた。先立って斗山ボブキャットは昨年10月、北米に20馬力級の「CT20シリーズ」と60馬力級「CT55シリーズ」など、総20モデルのコンパクトトラクターを発売して農業機械市場の攻略に乗り出した。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-03 17:33:40




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