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サムスン電子「ギャラクシーS11」…ペットの健康管理も


サムスン電子は来年の初めに出荷する「ギャラクシーS11」に「ペットテック」機能を搭載する。ペットテックはペットをうまく育てることができるように支援する、さまざまなIT技術を意味する。

12日の業界によると、サムスン電子はビューティ・ヘルスケア企業のアラムヒュビス(aramhuvis)社と手を握って、来年のギャラクシーS11の出荷と同時にペットテック機器とペット関連アプリケーション(アプリ)をリリースする。アラムヒュビスは2002年に設立され、皮膚・毛髪診断機、映像医療機器などを製作して70カ国に輸出する韓国の中小企業だ。

この会社が開発したペットヘルスケア機器とギャラクシーS11を連動させて、ペットの健康データの体系的な管理を可能にする計画だ。スマートフォンと連動して飼い主が犬や猫の体重、体脂肪、体温などの健康情報や、運動を通じて消費したカロリーなどを確認することができる。これらをクラウドサーバーに保存しておき、人工知能(AI)によるビッグデータ分析と管理が可能だ。

サムスン電子のペットテックマーケティングは今回が初めてではない。ペット所有者のための無線掃除機の「サムスンジェット」の一部モデルで動物の体毛除去ブラシをサポートしたこともある。昨年11月末には北欧で「伴侶犬専用カラオケ」アプリをリリースしたりした。伴侶犬の心理学、行動の専門家、作曲家などとコラボレーションし犬の関心を集め、ハウリングを誘導するのがこのアプリの特徴だ。ハウリングは犬が所属する群と相互交流するために使用される遺伝的行動だ。

昨年は米国特許庁から「スマートウェアラブル技術に基づく遠隔操作・方向制御機器」という名前で、いわゆる仮想首輪(Virtual Dog Leash)に関する特許を獲得した。この仮想首輪はハンドルと伴侶犬の首輪の間に別途の「ヒモ」がないことが最大の特徴だ。スマートフォンアプリを通じて伴侶犬の首の機器に信号を伝達し、リモートコントロールする方式だ。伴侶犬の首に装着する装置(スマートカラー/Smart collar)には複数のセンサーが付いており、信号に応じて力を発生させる。

例えば所有者がヒモを引っ張るようにスマートフォンを後ろに引く動作をすると、仮想首輪は実際の人の力のような強さの力を伴侶犬の首に伝達し、力の方向も調節することができる。

また伴侶犬が主人から離れすぎている場合には、別の信号を送信してこれを防止し、伴侶犬のけがを防ぐために力の最大強度も定めることができる。

国内ペット1000万匹時代が到来しつつ、家電業界はペット事業に注目している。韓国農村経済院によると、今年のペット(犬+猫)の数は1074万匹と推定される。市場規模も大きくなっている。研究院は国内ペット市場の規模は2017年の2兆3322億ウォンから、2027年は6兆55億ウォンまで増加すると予想した。
  • 毎日経済_イ・ドンイ記者/イム・ヒョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-12 20:58:32




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