韓・ヒョソン重工、三菱の北米工場を買収

北米変圧器市場を攻略 

  • 三菱北米:変圧器工場の概要


暁星(ヒョソン)重工業は米国の電力市場を攻略するために、現地に変圧器の生産基地を確保した。暁星重工業はこれを土台に米国で直接変圧器を生産・販売し、最近の米国の保護貿易主義の強化にともなう反ダンピング関税を避け、世界最大の電力市場に数えられる米国での競争力を確保していく計画だ。

ヒョソン重工業は16日、米国テネシー州にある三菱の「超高圧変圧器工場(Mitsubishi Electric Power Products/MEPPI)」を4650万ドル(約545億ウォン)で買収したと発表した。テネシー州の工場は来年の上半期に業界全体にわたって使用される「内鉄型超高圧変圧器」を生産する。内鉄型超高圧変圧器は北米を含め、グローバルなトランス市場で需要の95%を占める製品だ。テネシー州の工場はもともと「外鉄型超高圧変圧器」を生産・販売していたところなので、ヒョソン重工業は工場を内鉄型超高圧変圧器の生産に適するように変更した後の、来年の上半期から本格的に販売する計画だ。

原子力発電所や火力発電所、太陽光発電所などの発電所で作られた電気は、電線に乗って工場や家庭に伝達される。発電所では送電時の電力損失を低減するために高電圧で電気を送ることから、これをすぐに家庭や工場で使用することはできない。発電所で作られた高電圧の電気を下げる設備がまさに変圧器だ。

変圧器は内部部品の一つである鉄心の位置によって内鉄型と外鉄型に分けられるが、外鉄型変圧器は主に原子力発電所のような大規模発電所で、内鉄型変圧器は再生可能エネルギーなどの中・小型発電所で作られた電気の電圧を落とすときに使用される。

最近は大型の発電所が減って、太陽光などの再生可能エネルギーの拡大による中・小型発電所の需要が増えていることが電力市場のトレンドとなり、内鉄型超高圧変圧器が変圧器市場の90~95%を占めている。

ヒョソン重工業はこのような市場の変化に対応するために三菱の工場の買収を断行した。また最近、米国が国内の主要な超高圧変圧器メーカーに40~60%の反ダンピング関税を課すなど、保護貿易主義を強化していることから、現地の生産拠点の確保の必要性が大きくなったことも今回の工場買収の背景として挙げられる。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-16 18:21:42