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ロッテ、幹部「大幅入れ替え」…22社代表を交替


◆ ロッテグループの役員人事 ◆

昨年の10月、最高裁で執行猶予判決を受けて「司法リスク」を払い落とした辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長は、系列社の代表22人を交換する高い強度の刷新人事を断行した。また、ファン・ガクキュ&ソン・ヨンドクのツートップ体制を構築し、それぞれに未来成長動力の発掘と経営改善業務を任せた。グループの2大軸であるショッピングと化学部門は組織改編を通じ、BU(ビジネスユニット)長の役割りと権限を強化した。ロッテグループが直面する危機的状況を正面突破しようとするシン・ドンビン会長の意志が今回の人事に反映されたという評価が出ている。

財界5位のロッテグループは19日に理事会を開き、ロッテ持株をはじめロッテショッピングやロッテ製菓、ロッテケミカル、ホテルロッテなどの流通・食品・化学・サービス部門の50以上の系列社の2020年定期役員人事を断行した。

副会長級ではホテル・サービスBU長を務めてきた宋容悳(ソン・ヨンドク)副会長がロッテ持株の代表に席を移した。これによってロッテ持株はシン・ドンビン会長、ファン・ガクキュ副会長、ソン・ヨンドク副会長の3人代表制に転換する。ソン会長は人事・労務・経営改善業務を担当し、人材育成と組織の業務効率化を通じてグループの根本的な力量強化に注力することになる。ファン副会長は将来の事業とグローバル事業戦略、財務、コミュニケーション業務などを担当する。グループの将来の有望事業を模索し、企業価値を高めることに焦点を当てながら、ロッテ持株の理事会議長としての役割も継続する。

ロッテの主要な成長軸であるロッテショッピングとロッテケミカルは組織改編を通じ、「屋上屋」と批判されてきたBU体制に変化を与えた。 BU長に権限を集中し、意思決定の段階を大幅に縮小した。すばやい実行力の確保で、将来の競争力を強化するという次元だ。

流通BUを導いてきたイ・ウォンジュン副会長は勇退し、ロッテ百貨店のカン・ヒテ代表取締役社長が副会長に昇進し、新しい流通BU長としてロッテショッピング統合法人を引き受けることになった。統合ケミカル代表取締役は金教賢(キム・ギョヒョン)化学BU長が兼任する。ソン副会長が務めたホテル・サービスBUは、イ・ボンチョル ロッテ持株財務革新室長が率いて、ロッテグループの念願事業であるホテルロッテの上場を準備する。

ロッテグループの関係者は、「急変する経営環境の中で変化に流されずに生存するためには、単にトレンドを追うのではなく、自らの市場の枠組みを変えるゲームチェンジャーでなければならないというシン・ドンビン会長の意志が反映された人事」だと説明した。
  • 毎日経済_キム・ギジョン記者/カン・インソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-19 19:54:11




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