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「来年の半導体生産は史上最大に」…ICインサイツ展望

DRAM・NAND型フラッシュメモリのライン増設 

  • 「来年の半導体生産は史上最大に」…ICインサイツ展望
  • サムスン電子のクリーンルーム半導体生産現場。 写真提供=サムスン電子



来年から世界の各半導体メーカーの生産ライン増設で、半導体の生産能力は2021年には史上最高に達するという見通しが出た。

23日、ICインサイツ(IC Insights)が最近発刊した「グローバルウェーハ生産2020~2024」レポートによると半導体メーカーは来年、半導体用300ミリウエハーの生産ラインを10ライン追加すると予測された。これによって半導体の生産量は今年から2024年までは年平均で5.9%成長すると予想された。これはこの5年間の半導体生産量の年平均増加率5.1%よりもやや高い。

ICインサイツはDRAMとNAND型フラッシュメモリなどのメモリー半導体各メーカーは、2017年と昨年の供給不足状況に対応するためのライン増設計画を立てたが、今年は不況に転じたことで計画を延期したとした。今年は半導体業況の悪化によってグローバルな設備稼働率は86%で、昨年(94%)よりも下落した。

ICインサイツは「伝統的に半導体生産量の増加は、投入されるウェハの量が決定する」とし、「半導体メーカーが増設計画をキャンセルしたのではなく延期したもので、2020年と2021年には相当な規模の増設が行われるだろう」と展望された。

ICインサイツは来年、200㎜ウェハを基準にして1790万枚を処理できるラインが増設され、2021年には2080万枚に規模が大きくなると予測した。

このような新規ラインの多くは、サムスン電子とSKハイニックスなどの韓国企業と、淸華紫光グループ傘下のYMTC、華虹半導體(ファフングレース)などの中国企業が投資する予定だと分析された。

実際にサムスン電子は中国の西安工場と国内の平沢工場で、3D NAND型フラッシュメモリへの投資を拡大している。 SKハイニックスも清州M15ラインを満たしている。中国のYMTCは9月、64段の3D NAND型フラッシュメモリの量産に入ったと明らかにした。
  • 毎日経済デジタルニュース局_キム・スンハン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-12-23 14:49:49




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