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韓・銀行業界、ひと月で千人あまり退社

銀行のスリム化が加速 

  • 韓・銀行業界、ひと月で千人あまり退社
  • 3大市中銀行の希望退職者数


希望退職の実施でここ一ヶ月のあいだに1000人以上の社員が銀行を去った。

超低金利とデジタル時代によって、市中銀行から「ダイエット」が加速している中で、これらの銀行は社員の退職金として数億ウォンを費やしていることが分かった。

5日の銀行業界によると、KEBハナ、ウリ銀行、NH農協銀行は1025人に達する社員が希望退職を申請したか、あるいはすでに退職手続きを終えた。ハナ銀行は1964・1965年生まれの一般社員277人の希望退職などで369人が会社を去った。

これら退職者にはそれぞれ22ヶ月分と31月分の平均賃金と、子供の学資(1人当たり最大2000万ウォン)、医療費(最大2000万ウォン)、再就職・転職支援金2000万ウォンを支給した。満15年以上を勤務して満40歳以上の一般社員92人も「準定年特別退職」制度を利用して会社を出た。これらの退職者もそれぞれ24~27ヶ月分の平均賃金と子供の学資などを受け取った。

農協銀行は1963年生まれか、あるいは10年以上勤務して満40歳以上である社員が特別退職の対象だった。農協銀行は各自の平均賃金に比べて28ヶ月分と20月分を特別退職金として支給した。

先月、1964・1965年生まれの社員を対象に「転職支援(希望退職)」申請を受け付けたウリ銀行では300人あまりが申請した。審査を経て確定した希望退職者は今月の31日退職する。彼らはそれぞれ平均賃金と比べて30ヶ月分と36月分を特別退職金として受け取る。

KB国民銀行は1964~1967年生まれを対象に、希望退職の申請を今月3日まで受け付けた。希望退職者には23~35ヶ月分の特別退職金や、子供の学資金、再就職支援金(最大2800万ウォン)、健康診断支援金などの特典を提供される。

新韓銀行は勤続15年以上で副支店長以上の一般職のうちで1961年以降の出生者と、次・課長級以下の一般職のうちで1964年生まれが特別退職の対象だ。誕生年にしたがって最長で36ヶ月分の特別退職金を受け取る。申請期間は今月の14日までだ。

このような希望・特別退職は数年前から定例化している。インターネットやモバイルバンキングなどの非対面チャネルの拡散で営業店舗を減らし続けているうえ、低金利基調による収益の鈍化、新入社員の採用などのための先制的措置として行われている。

これまでとは異なり、社員もこれを好む雰囲気だ。育児や転職などの個人の事情で退職を考えることになるころ、毎年末に行われるこのような退職制度を利用すれば数百万ウォン台の退職金を受け取って、人生の「二毛作」が可能だからだ。

昨年、国民銀行のある社員は退職金だけで8億7300万ウォンを受け取って、同年の上半期を基準にして国民銀行の最高年俸者になることもした。市中銀行の関係者は「以前とは異なり、純粋に自発的な意思で選択する」だと述べた。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-05 19:22:56




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