トップ > 数字経済 > 企業 > サムスン電子、第4四半期の営業利益33.7%ダウン

サムスン電子、第4四半期の営業利益33.7%ダウン


  • サムスン電子、第4四半期の営業利益33.7%ダウン
サムスン電子の四半期別実績の推移/資料編集=キム・スンハン記者
サムスン電子の昨年の第4四半期は、メモリ半導体の業績悪化で実績不振を免れなかった。 2019年の年間営業利益も前年比でほぼ半分に落ちた。

サムスン電子は30日、2019年の第4四半期は売上げ59兆8800億ウォンと営業利益7兆1600億ウォンを記録したと発表した。前年同期との比較でプレミアムセット製品の販売が好調で売上げは1.05%増加したが、営業利益はメモリ実績の弱気で33.70%減少した。2019年は年間で売上げ230兆4000億ウォンと営業利益27兆7700億ウォンを記録した。売上げと営業利益はそれぞれ5.48%と52.84%減少した。

第4四半期の半導体は売上げ16兆7900億ウォンと営業利益3兆4500ウォンを記録した。メモリの場合、前年同期との比較ではDRAM価格が下落したことで減少し、システム半導体は高画素イメージセンサーと高性能コンピューティング(HPC)用チップの需要増加で利益は増加した。

第4四半期のメモリはサーバー顧客社の継続的な需要増加とともに、5G化の影響による主要取引先の需要拡大で堅調な需要増加を示した。サムスン電子はサーバ用の大容量製品とグラフィックス用のGDDR6など、差別化された製品の販売拡大を通じて市場でのリーダーシップを強化し、収益性を向上した。

第4四半期のシステムLSIは携帯電話市場のオンシーズン効果が減少し、前期との比較で実績が減少した。ファウンドリはモバイル用5Gチップ、高画素イメージセンサー、中国のHPCチップの需要が増加して堅調な業績を達成した。

第4四半期のディスプレイ部門は売上げ8兆500億ウォンと営業利益2200億ウォンを達成した。ディスプレイ部門は前年同期比で、中・小型ディスプレイの場合は一部のプレミアムファミリーが需要安で業績が小幅で減少し、大型ディスプレイも業界の供給拡大によって実績が下落した。

第4四半期の中・小型ディスプレイ事業はライン稼働率の低下にともなってコストが増加し、一部のプレミアムファミリーの需要低下によって前四半期との比較で実績は減少し、大型ディスプレイ事業は売上げの減少と価格下落で赤字幅が拡大した。

第4四半期のIM(ITとモバイル)部門は売上げ24兆9500億ウォンと営業利益2兆5200億ウォンを記録した。前年同期比でフラッグシップ製品の販売拡大と、ギャラクシーAシリーズのラインナップの再編で実績が改善した。

無線事業はフラッグシップモデルの販売減少で前期比での売上げが減少したが、年末商戦の効率的なマーケティング費の運営と、ギャラクシーAシリーズなどの主要モデルの収益性維持によって営業利益は小幅で下落した。

第4四半期のネットワーク事業は、米国や日本などでの海外5Gの売上げは増加したが、国内は5G網が上半期に早期普及したことによって売上げが減少した。

第4四半期のCE(消費者家電)部門は売上げ12兆7100億ウォンと営業利益8100億ウォンを記録した。 QLEDと超大型などの高級テレビ製品の販売拡大とともに、新たなライフスタイル家電の販売好調、および冷蔵庫・洗濯機などの収益性が改善されて実績が増加した。

テレビ事業はQLED・超大型テレビなどのプレミアム製品の販売好調で、前年比で実績が増加した。 QLEDテレビは前年比で2倍以上の売上げを達成し、特に75型以上の大型テレビ市場では圧倒的なシェアを維持した。

生活家電事業は第4四半期にビスポーク冷蔵庫や大型乾燥機などのプレミアム製品の販売を拡大し、前年比で実績が増加した。

一方でこの日、サムスン電子は2019年の設備投資に対する執行規模は約26兆9000億ウォンに達すると明らかにした。事業別には半導体22兆6000億ウォンと、ディスプレイ2兆2000億ウォンなどだ。

配当は普通株式1株当たり354ウォンで、終了株は1株355ウォンに決定した。時価配当率はそれぞれ0.6%と0.8%だ。配当金の総額は2兆4054億2780万1200ウォンで、配当基準日は2019年12月31日だ。
  • 毎日経済デジタルニュース局_キム・スンハン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-30 10:29:03




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア