トップ > 数字経済 > 経済 > 「武漢肺炎」で中国進出韓国企業が「超非常」
「武漢肺炎」で中国進出韓国企業が「超非常」
中国で発生した「武漢肺炎（新型コロナウイルス）」の拡散が長期化する兆しを見せ、中国現地で工場を稼働している国内企業が生産に支障をきたすかと心配している。半導体やディスプレイと石油化学業種はほとんどの工場が自動化されていることからすぐさま大きな被害はないが、事態が進展しない場合は原料需給などの問題で、ともすれば工場の稼動が停止することがあるからだ。特に中国に進出した国内流通企業では、ウイルスの拡散と店舗の営業を中止するなどの被害が大きくなっている。
業界ではややもすると今回の事態が早期に仕上げされず、3月まで続けば国内各企業は今年の生産量をはじめ、実績までを見直さなくてはならない最悪の状況が発生すると懸念している。
30日の業界によると、「武漢肺炎」の拡散でサムスン電子の中国家電工場をはじめ、SKイノベーションのバッテリー工場の稼動時点が2日から一週間ほど延期された。 SKイノベーションが塩城に建設中のバッテリー工場の工事現場も、これまでの2日から9日まで工事が進んでいない。サムスン電子はまず在庫物量を活用し、工場の稼動停止による被害を最小限に抑えるという方針だ。 SKイノベーションの関係者は、「春節（中国の正月）連休が一週間ほど伸ばされたことは工期に大きな影響を及ぼさないと思われるが、事態が長期化して2月末までに工事が進まなければ、残りの工事日程がタイトに進行することになるでの状況を注視している」と語った。
南京に家電・電装工場を運営しているLG電子は、来月の3日以後に稼働を開始するという計画だ。現在、LG電子は連休が終わるとすぐに円滑な稼動が行えるように、万全の準備を整えている。 LG電子の関係者は、「中国には協力社も一緒に乗り出しているので、稼働が円滑でない場合には生産に支障が生じることがあり、神経を尖らせている」と語った。
中国に完成車工場を運営している現代・起亜自動車も、春節期間が終わる来月2日の後も追加の休務を検討している。現代自動車北京第2・3工場は2日まで完全休務とするが、現代自動車の中国持株会社と中国の技術研究所は、来月の3～7日まで追加で休務にする案も検討中だ。
一方、中国に工場がない双竜自動車も「武漢肺炎」で不可避に国内の平沢工場を約8日間停止する被害を被ることになった。 30日の自動車業界によると、双竜自動車は来月4日から12日まで、平沢工場の生産ラインを停止して休業する方案を検討中だ。これは「武漢肺炎」の拡散で双竜自動車に配線部品を供給している企業の「レオーニワイヤリングシステムズ（LEONI）」中国工場が稼動を停止するからだ。
工場の自動化で春節連休期間も工場が稼動している半導体とディスプレイそして石油化学などのプラントは、新型コロナウイルスの拡散で生産に支障をきたす可能性は比較的低い。南京に位置するLG化学のバッテリー工場も、連休期間の稼働率を少し下げただけで通常どおりに稼働している。
しかし半導体業界は新型コロナウイルスの拡散で、中国の情報技術（IT）企業が不振に陥ったり、アップルをはじめとしてサムスン電子やSKハイニックスなどの主要顧客社の生産に支障が生じた場合、半導体市況に悪影響を与える可能性があるという懸念が出ている。
国内の中小・中堅企業の経営にも悪影響を及ぼすおそれが高まっている。国内の中小・中堅企業のうちでまだ直撃弾を受けたところはないが、中国政府が中国に工場を持っている韓国企業に来月9日まで工場の稼動を停止するように一括して通知し、生産にブレーキがかかった。
韓国を代表する生活用品企業のロックアンドロック（LocknLock）は30日、「中国蘇州市にプラスチック射出工場があり、来月9日まで工場の運営を停止した」とし、「春節連休時に武漢に行く従業員は、2週間の在宅勤務をする予定」だと明らかにした。
顧客を相手に直接営業する小売業界の被害は、思ったよりも大きいことが分かった。チキンのフランチャイズ「チョガチブヤンニョムチキン」は、去る23日から武漢市内にある店舗の営業を停止した。チョガチブヤンニョムチキンは昨年秋の武漢1号店を皮切りに、中国攻略に積極的に乗り出したが今回ひどい打撃をこうむった。 BBQも武漢と近隣地域の店舗が休店に入った。
ロッテ百貨店は26日から、中国の2店舗の短縮営業を開始した。成都店は閉店時間を2時間繰り上げて午後8時に、瀋陽店は従来よりも6時間はやい午後3時に閉店している。
「武漢肺炎」で中国進出韓国企業が「超非常」
中国で発生した「武漢肺炎（新型コロナウイルス）」の拡散が長期化する兆しを見せ、中国現地で工場を稼働している国内企業が生産に支障をきたすかと心配している。半導体やディスプレイと石油化学業種はほとんどの工場が自動化されていることからすぐさま大きな被害はないが、事態が進展しない場合は原料需給などの問題で、ともすれば工場の稼動が停止することがあるからだ。特に中国に進出した国内流通企業では、ウイルスの拡散と店舗の営業を中止するなどの被害が大きくなっている。
業界ではややもすると今回の事態が早期に仕上げされず、3月まで続けば国内各企業は今年の生産量をはじめ、実績までを見直さなくてはならない最悪の状況が発生すると懸念している。
30日の業界によると、「武漢肺炎」の拡散でサムスン電子の中国家電工場をはじめ、SKイノベーションのバッテリー工場の稼動時点が2日から一週間ほど延期された。 SKイノベーションが塩城に建設中のバッテリー工場の工事現場も、これまでの2日から9日まで工事が進んでいない。サムスン電子はまず在庫物量を活用し、工場の稼動停止による被害を最小限に抑えるという方針だ。 SKイノベーションの関係者は、「春節（中国の正月）連休が一週間ほど伸ばされたことは工期に大きな影響を及ぼさないと思われるが、事態が長期化して2月末までに工事が進まなければ、残りの工事日程がタイトに進行することになるでの状況を注視している」と語った。
南京に家電・電装工場を運営しているLG電子は、来月の3日以後に稼働を開始するという計画だ。現在、LG電子は連休が終わるとすぐに円滑な稼動が行えるように、万全の準備を整えている。 LG電子の関係者は、「中国には協力社も一緒に乗り出しているので、稼働が円滑でない場合には生産に支障が生じることがあり、神経を尖らせている」と語った。
中国に完成車工場を運営している現代・起亜自動車も、春節期間が終わる来月2日の後も追加の休務を検討している。現代自動車北京第2・3工場は2日まで完全休務とするが、現代自動車の中国持株会社と中国の技術研究所は、来月の3～7日まで追加で休務にする案も検討中だ。
一方、中国に工場がない双竜自動車も「武漢肺炎」で不可避に国内の平沢工場を約8日間停止する被害を被ることになった。 30日の自動車業界によると、双竜自動車は来月4日から12日まで、平沢工場の生産ラインを停止して休業する方案を検討中だ。これは「武漢肺炎」の拡散で双竜自動車に配線部品を供給している企業の「レオーニワイヤリングシステムズ（LEONI）」中国工場が稼動を停止するからだ。
工場の自動化で春節連休期間も工場が稼動している半導体とディスプレイそして石油化学などのプラントは、新型コロナウイルスの拡散で生産に支障をきたす可能性は比較的低い。南京に位置するLG化学のバッテリー工場も、連休期間の稼働率を少し下げただけで通常どおりに稼働している。
しかし半導体業界は新型コロナウイルスの拡散で、中国の情報技術（IT）企業が不振に陥ったり、アップルをはじめとしてサムスン電子やSKハイニックスなどの主要顧客社の生産に支障が生じた場合、半導体市況に悪影響を与える可能性があるという懸念が出ている。
国内の中小・中堅企業の経営にも悪影響を及ぼすおそれが高まっている。国内の中小・中堅企業のうちでまだ直撃弾を受けたところはないが、中国政府が中国に工場を持っている韓国企業に来月9日まで工場の稼動を停止するように一括して通知し、生産にブレーキがかかった。
韓国を代表する生活用品企業のロックアンドロック（LocknLock）は30日、「中国蘇州市にプラスチック射出工場があり、来月9日まで工場の運営を停止した」とし、「春節連休時に武漢に行く従業員は、2週間の在宅勤務をする予定」だと明らかにした。
顧客を相手に直接営業する小売業界の被害は、思ったよりも大きいことが分かった。チキンのフランチャイズ「チョガチブヤンニョムチキン」は、去る23日から武漢市内にある店舗の営業を停止した。チョガチブヤンニョムチキンは昨年秋の武漢1号店を皮切りに、中国攻略に積極的に乗り出したが今回ひどい打撃をこうむった。 BBQも武漢と近隣地域の店舗が休店に入った。
ロッテ百貨店は26日から、中国の2店舗の短縮営業を開始した。成都店は閉店時間を2時間繰り上げて午後8時に、瀋陽店は従来よりも6時間はやい午後3時に閉店している。
- 毎日経済＿シム・サンデ記者／ウォン・ホソプ記者／シン・スヒョン記者／イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2020-01-30 18:17:44
