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現代モービス、EVカー部品事業が「金の卵」に
現代自動車グループの部品会社である現代モービス（(Hyundai Mobis／代表取締役パク・チョングク、写真）は昨年、現代・起亜自動車の販売好調と電動化部門の高速成長に支えられ、二桁台の利益増加を記録した。現代・起亜自動車と現代モービスなど、現代自動車グループの主力系列会社の年間総売上げも、昨年は史上初めて200兆ウォンを超えた。
現代モービスは30日、昨年は売上げ38兆488億ウォンと営業利益2兆3593億ウォン、純利益2兆2943億ウォンを収めたと明らかにした。前年の実績と比較して売上げは8.2％、営業利益は16.5％、純利益は21.5％増加した。昨年の第4四半期の売上げは10兆4037億ウォンと営業利益は6344億ウォンで、前年同期よりもそれぞれ7.9％と9.1％増加した。
現代モービスの実績好調は、まずは現代・起亜自動車がスポーツ・ユーティリティ・ビークル（SUV）の販売比率の拡大などで売上げと収益性を引き上げたおかげだ。大型SUV「パリセード」（現代）と「テルライド」（起亜）が国内と北米で人気を集め、小型から中型SUVの「セルトス」「コナ」「ツーソン」なども国内と新興国そして欧州市場でそれぞれ人気を博した。SUVは現代・起亜自動車の既存の主力車種である準中型セダンよりも収益性が高い。
このほかにウォン安も昨年の現代自動車グループ系列会社の実績を裏付けた原動力だった。
現代モービスは電動化部門の売上げ増大も実績に積極的に寄与したと説明した。現代モービスによると、電気自動車（EV）とハイブリッドカー（HEV）、プラグインハイブリッドカー（PHEV）、水素燃料電池車（FCEV）などに装着する電動化部品の売上げは2017年に初めて1兆ウォンを越え、2018年は1兆8000億ウォンに、昨年は2兆8000億ウォンに成長した。年間50％以上の成長が続いたわけだ。特に現代モービスは先立って2020年に電動化部門の売上げ3兆ウォンを予告したが、事実上は1年前倒しして目標を達成したことと同じだ。
現代モービスは今年も電動化部門の爆発的成長を維持していく方針だ。現代自動車グループは初の電気自動車専用プラットフォームである「E-GMP」基盤のEVモデルを来年に発売する予定だ。ハナ金融投資のソン・ソンジェ アナリストは、「ヨーロッパの環境規制の強化で現代・起亜自動車のエコカーの生産は増えざるを得ず、これによって現代モービスの電動化部品の売上げは30％増加するだろう」と展望した。
現代モービスは今年を電動化部門の本格成長の元年にすることにした。現代モービスは約4兆ウォンを電動化事業に投資し、EV・自律走行車のような未来車に対する新技術の研究開発にも3兆～4兆ウォンを投入する計画だ。現代モービスの関係者は、「ヨーロッパの主要生産拠点であるチェコとスロバキアで今年、バッテリー組立ラインの稼働を開始する」とし、「海外で初めて電動化部品を製造する事例として、バッテリーパックとコントローラ、クーラーを含む一体型部品（BSA）を量産する予定だ」と説明した。
現代モービスは顧客社の多様化のために、現代・起亜自動車のほかに完成車の納品拡大にも力を入れている。現代モービスは現代自動車グループを除外した海外の自動車メーカーから、昨年は約17億6000万ドル（約2兆887億ウォン）を受注した。年間の目標受注額（21億ドル）には及ばなかったが、前年比で5.9％増加した。特に北米市場での受注は10億4000万ドルに達し、制動装置（ブレーキ）、操舵（MDPS）、懸架（サスペンション）、エアバッグ、ランプ、電動化部門（エコカー駆動モーター、バッテリーシステム、電力変換装置）、尖端ドライバー補助システム（ADAS）などのすべての核心部品に対する契約を獲得した。現代モービスは今年、海外自動車メーカーの受注目標を27億3000万ドルに定め、欧州の高級自動車ブランドを積極的に攻略することにした。
一方、現代自動車（105兆7904億ウォン）と起亜自動車（58兆1460億ウォン）、現代モービス（38兆488億ウォン）の3社の昨年の売上げの合計は202兆ウォンに達した。 3社の年間売上高の合計が200兆ウォンを超えたのは初めてだ。昨年の3社合計の売上高は前年比で8.5％増加し、2012年（10.3％）以来で最も高い増加率を見せた。昨年の3社の営業利益（8兆537億ウォン）も前年比で43.7％増え、なんと7年ぶりに反騰した。
現代モービス、EVカー部品事業が「金の卵」に
現代自動車グループの部品会社である現代モービス（(Hyundai Mobis／代表取締役パク・チョングク、写真）は昨年、現代・起亜自動車の販売好調と電動化部門の高速成長に支えられ、二桁台の利益増加を記録した。現代・起亜自動車と現代モービスなど、現代自動車グループの主力系列会社の年間総売上げも、昨年は史上初めて200兆ウォンを超えた。
現代モービスの四半期別実績(上)と
電動化部門の売り上げ(下)
現代モービスは30日、昨年は売上げ38兆488億ウォンと営業利益2兆3593億ウォン、純利益2兆2943億ウォンを収めたと明らかにした。前年の実績と比較して売上げは8.2％、営業利益は16.5％、純利益は21.5％増加した。昨年の第4四半期の売上げは10兆4037億ウォンと営業利益は6344億ウォンで、前年同期よりもそれぞれ7.9％と9.1％増加した。
現代モービスの実績好調は、まずは現代・起亜自動車がスポーツ・ユーティリティ・ビークル（SUV）の販売比率の拡大などで売上げと収益性を引き上げたおかげだ。大型SUV「パリセード」（現代）と「テルライド」（起亜）が国内と北米で人気を集め、小型から中型SUVの「セルトス」「コナ」「ツーソン」なども国内と新興国そして欧州市場でそれぞれ人気を博した。SUVは現代・起亜自動車の既存の主力車種である準中型セダンよりも収益性が高い。
このほかにウォン安も昨年の現代自動車グループ系列会社の実績を裏付けた原動力だった。
現代モービスは電動化部門の売上げ増大も実績に積極的に寄与したと説明した。現代モービスによると、電気自動車（EV）とハイブリッドカー（HEV）、プラグインハイブリッドカー（PHEV）、水素燃料電池車（FCEV）などに装着する電動化部品の売上げは2017年に初めて1兆ウォンを越え、2018年は1兆8000億ウォンに、昨年は2兆8000億ウォンに成長した。年間50％以上の成長が続いたわけだ。特に現代モービスは先立って2020年に電動化部門の売上げ3兆ウォンを予告したが、事実上は1年前倒しして目標を達成したことと同じだ。
現代モービスは今年も電動化部門の爆発的成長を維持していく方針だ。現代自動車グループは初の電気自動車専用プラットフォームである「E-GMP」基盤のEVモデルを来年に発売する予定だ。ハナ金融投資のソン・ソンジェ アナリストは、「ヨーロッパの環境規制の強化で現代・起亜自動車のエコカーの生産は増えざるを得ず、これによって現代モービスの電動化部品の売上げは30％増加するだろう」と展望した。
現代モービスは今年を電動化部門の本格成長の元年にすることにした。現代モービスは約4兆ウォンを電動化事業に投資し、EV・自律走行車のような未来車に対する新技術の研究開発にも3兆～4兆ウォンを投入する計画だ。現代モービスの関係者は、「ヨーロッパの主要生産拠点であるチェコとスロバキアで今年、バッテリー組立ラインの稼働を開始する」とし、「海外で初めて電動化部品を製造する事例として、バッテリーパックとコントローラ、クーラーを含む一体型部品（BSA）を量産する予定だ」と説明した。
現代モービスは顧客社の多様化のために、現代・起亜自動車のほかに完成車の納品拡大にも力を入れている。現代モービスは現代自動車グループを除外した海外の自動車メーカーから、昨年は約17億6000万ドル（約2兆887億ウォン）を受注した。年間の目標受注額（21億ドル）には及ばなかったが、前年比で5.9％増加した。特に北米市場での受注は10億4000万ドルに達し、制動装置（ブレーキ）、操舵（MDPS）、懸架（サスペンション）、エアバッグ、ランプ、電動化部門（エコカー駆動モーター、バッテリーシステム、電力変換装置）、尖端ドライバー補助システム（ADAS）などのすべての核心部品に対する契約を獲得した。現代モービスは今年、海外自動車メーカーの受注目標を27億3000万ドルに定め、欧州の高級自動車ブランドを積極的に攻略することにした。
一方、現代自動車（105兆7904億ウォン）と起亜自動車（58兆1460億ウォン）、現代モービス（38兆488億ウォン）の3社の昨年の売上げの合計は202兆ウォンに達した。 3社の年間売上高の合計が200兆ウォンを超えたのは初めてだ。昨年の3社合計の売上高は前年比で8.5％増加し、2012年（10.3％）以来で最も高い増加率を見せた。昨年の3社の営業利益（8兆537億ウォン）も前年比で43.7％増え、なんと7年ぶりに反騰した。
- 毎日経済＿イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2020-01-30 19:37:52
