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SKハイニックス、昨年の営業利益87%減


  • SKハイニックス、昨年の営業利益87%減
  • DRAM価格の推移(上)と
    SKハイニックスの実績推移(下)


SKハイニックスは世界的な半導体不況の直撃弾を受け、昨年の営業利益と売上高は前年よりもそれぞれ87%と33%減少するなど、みすぼらしい成績表を受け取った。 メモリー半導体は2018年に「スーパー好況」を迎えたが、昨年はメモリー半導体需要の減少などによって業況が悪化した。

しかし今年は5Gスマートフォン市場の拡大と、データセンター用の半導体需要の回復などで実績が改善される可能性が高いという予想が出ている。特にこの1月にDRAMの固定取引価格が13ヶ月ぶりに上昇するなど、昨年の第4四半期から回復を見せていた半導体業況は底を打って、本格的な上昇期に転じたという分析だ。

SKハイニックスは31日、昨年は26兆9907億ウォンの売上高と2兆7127億ウォン(営業利益率10%)の営業利益を達成したと発表した。売上高は前年比で33.3%減少し、純利益も2兆164億ウォンで87%減少した。特に昨年の第4四半期は営業利益率が3%に墜落し、1000億ウォン台の当期純損失を出して赤字に転じるなど、予想よりも不振をきわめた。昨年の年間営業利益率も10%で、前年(52%)よりも42%ポイント減少した。 SKハイニックスの4四半期の営業利益は2360億ウォンで、前年の同期との比較で94.7%急減した。売上高は6兆9271億ウォンで、前年同期比で30%減少した。

SKハイニックスの「アーニングショック」はメモリー半導体需要の減少による価格下落などで、半導体不況が続いたからだ。今年は5Gの普及活性化にともなう搭載量の増加、データセンター顧客の投資拡大、クラウド需要の増加などでメモリー半導体の需要は大幅に増えるとの見通しだ。SKハイニックスは、今年はメモリ市場の回復が予想されており、在庫も正常なレベルを維持していることから業績回復が予想されると述べた。

SKハイニックスは今年、自社の年間DRAM出荷量は前年比で10%ほど成長し、NAND型フラッシュメモリーの出荷量は40%以上増加すると予想しているとした。この日、市場調査会社のDRAMエクスチェンジによると、1月のPC用DRAM DDR4 8Gb(ギガビット)の固定取引価格は2.84ドルで、昨年12月末の2.81ドルから1.07%上昇した。 2018年12月以来で13カ月ぶりに上昇に転じたものだ。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-31 17:36:21




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