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韓、輸出が14カ月連続マイナスを記録

「武漢ショック」で反騰が遅延 

  • 韓、輸出が14カ月連続マイナスを記録
  • 輸出は14カ月連続マイナス


  • 韓、輸出が14カ月連続マイナスを記録
  • 15大主力品目


韓国の今年1月の輸出は依然として前年の不振の影響から完全に抜け出せない様子で、14ヶ月連続の下落を記録した。

泣き面に蜂で「新型コロナ事態」の襲撃まで受けた。これによって、当初は2月の実績から完全に健康が回復するだろうという政府の見通しとは異なり、病床から起き上がる前に再び倒れる危機に瀕している。

1月の輸出実績を具体的に見ると、主要20大輸出品目のほとんどが前年比でマイナスを記録した。

まず主力産業の一つである自動車の輸出額は28億5000万ドルで、22.2%も減少して振るわなかった。主要な完成車企業の操業日数が約4日減ったし、グローバル市場の回復も遅れるようすだ。

ディスプレイの輸出額も26.8%減の13億7000万ドルを記録した。国内企業の出荷量の減少と、中国製の液晶表示装置(LCD)の生産拡大にともなう単価の下落が輸出に影響を与えたものと思われる。

鉄鋼の輸出額は16.6%減の23億3000万ドルと集計された。世界の鉄鋼需要が鈍化し、単価の下落が続くされたからだ。自動車と建設などの前方産業が低迷したことも悪材料にあげられる。船舶(59.0%)は2018年の国内造船会社の受注実績回復と、大型海洋プラント(FLNG)の引き渡しで3ヶ月ぶりに輸出増加に転じた。地域別にみると、中南米が-30%を記録して最も大きく下落した。米国と日本もそれぞれ-7%と-6.4%を記録して振るわなかった。

中国は「新型コロナ」で操業日数の減少などの影響で、業績は-10%に下落した。当初、産業通商資源部は「約束の2月」などとし、今月から実績がプラスに転換するだろうというバラ色の展望を出したが、「新型コロナ」の暴風で事実上難しいようだ。

問題は半導体市場だ。新型コロナが今のように長期化局面に入ると打撃は避けられない。中国の工場が長期間閉鎖されると、中間材として使用される半導体などの主要輸出品目の需要が減るからだ。このようになると、2月の輸出に悪影響を与える可能性が高い。

関税庁によると昨年、対中国輸出は国内全体の輸出で25.1%であり、中国は主要輸出国の中では1位だ。また6%前後を記録する対香港の輸出のうち、70~80%は香港を経て中国に向かう物量だ。これ加えると、中国に入る国内輸出量は輸出全体の30%近くになる。

産業研究院のキム・ヤンピョン研究委員は、「韓国の半導体輸出で最も高い割合を占める国が中国」だとし、「新型コロナで工場を閉めることになれば、直接的な影響を受けるものと見られる」と、このように分析した。

現代経済研究院は「新型コロナ」に」発する輸出不振の影響などで、今年の第1四半期の経済成長率で前年同期比0.6~0.7%ポイント、年間で最大0.2%ポイントの下落圧力が発生するという分析を出した。現代経済研究院のチュ・ウォン研究室長は、「消費だけでなく、中国の生産活動に影響を与えるようだ」とし、「このような状況が続けば韓国から中国に向かう半導体、機械、化学、鉄鋼などの中間材市場が停滞する可能性がある」と展望した。

国会予算政策処は、「新型コロナ」の影響で中国の国内総生産(GDP)が1%減少するレベルの衝撃が発生した場合、その余波で韓国の対中国輸出は0.5%とGDPは0.2%減少すると推定した。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者/オ・チャンヂョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-02 18:58:03




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