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韓、輸出にも冷や水...14ヶ月め後ずさり


昨年は3年ぶりにマイナス成長を記録した輸出は、今年最初の月も後ずさりながら14ヶ月めの連続マイナスを記録した。なかなか輸出不況から抜け出せずにいるなかで、新型コロナウイルス感染症が韓国と中国の経済に直接あるいは間接的に暴風を巻き起こして、また再び輸出に直撃弾になるだろうという懸念が高まっている。

2日の産業通商資源部によると、1月の輸出は前年同期比で6.1%減の433億5000万ドルを記録した。昨年12月(-5.2%)に続き、2カ月連続のマイナスを記録した。

旧正月連休による操業日数の減少(2.5日)の影響が大きかった。操業日数の影響を排除した日平均輸出は前年比で4.8%増加し、14ヶ月ぶりにプラスに転じた。しかし半導体、石油化学、自動車など15の主力輸出品目のうち、船舶とコンピュータ、バイオヘルスを除く12品目が次々とマイナスを記録し、まだ輸出寒波から抜け出せずにいる。

最大輸出品である半導体は前年比3.4%の減少にとどまり、減少幅を減らした。 NAND型フラッシュメモリに続いてDRAM価格も反騰に成功し、半導体景気の回復が予想されたが、またふたたび中国発の「暗礁」に乗り上げて危機感が高まっている。主力市場である中国への輸出は昨年12月にプラスに転じたが、ひと月めで再び-10.5%を記録した。産業部の関係者は、「新型コロナ感染症が1月の輸出に与える影響は限定的」だとしながらも、「長期化する時は対中国輸出に対する支障が懸念され、2月からわが国の輸出にマイナスの影響を与えるだろう」と心配した。

昨年12月から14ヶ月連続のマイナスを記録した輸出は、低油価ショックで19ヶ月連続後退した2015~2016年に続く、歴代2番目の長期間の逆成長だ。今年の半導体景気回復と輸出復活を期待していた政府は緊急事態になった。当初、政府は今年の輸出は来月のプラス転換で反転の足場を整えた後、年間3.0%の成長を記録するだろうという展望を出したが水の泡になる危機に瀕している。成允模(ソン・ユンモ)産業部長官は3日、緊急輸出状況点検会議を開催する。
  • 毎日経済_イム・ソンヒョン記者/オ・チャンヂョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-02 21:47:38




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