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双竜自、営業損失2819億…10年ぶりに「最悪」


  • 双竜自、営業損失2819億…10年ぶりに「最悪」
  • 年度別の実績推移


双竜(サンヨン)自動車は昨年、売上高3兆6239億ウォンと営業損失2819億ウォンを記録して、労組の平沢工場封鎖事態を経験した2009年(営業損失2934億ウォン)以来の10年ぶりに最悪の実績を収めた。双竜自動車は輸出市場の拡大に注力しながら、大株主の支援、自救コスト削減などで総4000億ウォン以上の新車開発コストを整えて実績反騰を成すという目標だ。

双竜自動車は7日、昨年第4四半期に売上高9192億ウォンと営業損失998億ウォンを記録したと明らかにした。売上高は前年同期と比較して12.7%減少し、営業赤字幅は前年同期の35億ウォンよりも900億ウォン以上増えた。当期純損失も1559億ウォンで、前年同期の40億よりも拡大した。

昨年の年間実績でみると、双竜自動車の売上げは3兆6239億ウォンで、前年比で2.2%減少した。営業損失は2819億ウォンで、同じ期間の赤字幅は339.3%増加した。

「チボリ」「コランド」「レクストン」などのスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)の名家を自負してきた双竜自動車は昨年、現代・起亜自動車が大挙してSUVモデルを投入し、国内市場で集中攻撃を受けた。

しかし昨年の国内販売量は10万7789台で、4年連続で10万台を維持した。完成車に対する国内市場が全体的に低迷した中で、双龍自動車の販売量は1年前よりも1.2%の減少にとどめてよく守った証拠だ。

一方、輸出不振は双竜自動車の経営正常化の足首をつかむ重要な要因だ。双竜自動車の昨年の輸出は2万7446台で、1年前に比べて19.7%減少した。双竜自動車の輸出量は、2016年の5万台から毎年急減傾向を続けている。昨年、双竜自動車の内需と輸出合計の販売は13万5235台で、前年よりも5.6%減少した。

2009年以来で最大の損失を被った双竜自動車は、今年は切歯腐心して新車開発と輸出の回復に注力するという覚悟だ。

双竜自動車はまず大株主である印マヒンドラ・グループから2300億ウォン規模の直接支援を期待している。先月、マヒンドラのパワン・ゴエンカ社長が双龍自動車を訪問して、主債権銀行であるKDB産業銀行に投資意欲を強調し、政府支援と労使団結を注文した。

双竜自動車は昨年、平沢工場を担保に産業銀行から1000億ウォンを追加融資した。また、労使は従業員の賃金凍結と福祉の縮小、成果給の返却などの自救案に大乗的合意も成し遂げた。役員20%も果敢に減らし、給与10%を減らす案も踏み切った。双竜自動車の労使はこのような自救案を履行して、遊休資産を売却して計2500億ウォンほどの費用を整えるものと期待している。

双竜自動車は今年、資金難で持ち越されていた新車開発に本格的に力を入れることにした。双竜自動車は来年初め、コランドをベースにして歴代初の純粋電気自動車(EV)モデルを出す。また2021~2024年にEV 3~4種をはじめ、新車10モデルを開発・発売する青写真も用意した。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-07 17:45:52




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