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現代自、資本蚕食状態の「四川現代」を子会社に


現代自動車は資本蚕食に陥った「四川現代」の株式を100%取得し、完全子会社として編入した。増資を通じて工場を再生させながら、次世代の環境にやさしい商用車の製造拠点に変貌させるという構想だ。

7日、中国の現地メディアと自動車業界によると、現代自動車は先月に四川現代の株式50%を取得する作業を終えた。四川現代は現代自動車が2012年に地元の南駿汽車集団と50対50の持分比率で設立した商用車の合弁会社だ。

中国政府は外国企業の株式保有率を50%に制限した合弁会社の規制を解いて、今年からは商用車法人の外国企業による100%買収を許可している。乗用車部門は2022年ごろに解禁されるようだ。

現代自動車が四川現代を独自経営することに決めたのは、まず販売台数が急減速して経営危機が大きくなったからだ。四川現代は年間16万台を生産することができる工場だ。しかし、この工場の売上げは2016年の3万8560台から2018年には1万2228台に落ち込み、昨年は4000台あまりに縮んだ。現在、四川現代は資本蚕食状態で、現代自動車は南駿汽車集団を代替する協力社を物色してきたが、難航を重ねてきた。

現代自動車は2000億ウォン規模の増資を通じて、四川現代を環境にやさしい水素商用車工場に変える計画だ。

現代自動車は早ければ2023~2024年に中国現地で中・大型水素トラックを出荷し、市場を攻略するという目標を提示している。現代自動車はまた四川現代の独自経営で、中国現地企業への技術流出の懸念もいっそう少くなると期待している。

現代自動車のイ・インチョル商用事業本部長(副社長)は昨年、国内での商用車博覧会で記者らと会って、「北京と上海などの大都市から水素商用車のインフラを構築し、販売を本格化するつもり」だと述べた。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-07 19:56:41




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