韓、太陽光発電の生態系が崩壊…OCI、韓国内生産を放棄


太陽光発電用ポリシリコンの生産で世界第3位企業のOCIが、韓国国内の太陽光発電事業から撤退する。電気料金や人件費などの国内生産原価では、中国と繰り広げる「ポリシリコン」チキンゲームにこれ以上は耐えられないと判断したからだ。 OCIは国内の太陽光用ポリシリコンの生産を停止し、半導体用ポリシリコン事業に集中する計画だ。太陽光発電用ポリシリコンは、コスト競争力を備えたマレーシアの工場でのみ生産することにした。

OCIは11日、「設備補完と設備稼働の規模縮小のために、群山工場でのポリシリコンの生産を中止する」と公示した。 OCIは群山工場の3カ所で年5万2000トン規模の太陽光発電用ポリシリコンを生産してきた。 OCIは20日から第2・3工場の生産を停止し、第1工場は太陽光発電用の代わりに半導体用ポリシリコン生産工場に変更し、5月から再稼動することにした。ポリシリコン市場の状況を考えると第2・3工場の再稼働の可能性はほとんどなく、事実上は国内の太陽電池事業をたたむわけだ。

OCIは太陽光発電用ポリシリコンの供給過剰と市場の悪化で、昨年は営業損失1807億ウォンを出した。四半期で計算すれば、2018年の第4四半期から5四半期連続の赤字だ。昨年の売上高は2兆6051億ウォンで前年比16.3%減っており、当期純損失は8093億ウォンに達する。

OCIのキム・テクジュン社長はこの日の第4四半期業績発表カンファレンスコールで、「全世界の太陽光発電市場の規模は、2018年の109GWから昨年は125GWに15%ほど成長したが、2018年末から続いたポリシリコンの供給過剰で熾烈な競争を繰り広げてきた」とし、群山工場の生産中止の背景を明らかにした。キム社長は続いて「2009年以降、ポリシリコン市場価格は87%下落した」とし、「追加のコスト削減を期待するのは難しいだけでなく、市場価格も反騰しにくいと判断した」と付け加えた。

群山工場のポリシリコンの売上高は2018年の時点で6778億ウォンで、売上高全体の21.8%にのぼる。 OCIは5月から第1工場で半導体用ポリシリコンを生産するという計画を出したが、構造調整は避けられないものと見られる。現在、群山工場は1100人あまりに達する人材が働いている。OCIは今後、労働組合との対話を行って解決していくと発表した。韓国GMと現代重工業の造船所に続き、OCIの工場までが稼動を中断し、群山の地域経済は深刻な打撃を受けることになった。

OCIは国内でポリシリコンの生産を中止する代わりに、コスト競争力のあるマレーシアの工場での生産量を増やす計画だ。現在、マレーシアの工場では太陽光発電用ポリシリコンを年間2万7000トン規模で生産している。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-11 18:18:33