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「きれい」が競争力…LG電子の新家電「スチーム技術」で跳躍


  • 「きれい」が競争力…LG電子の新家電「スチーム技術」で跳躍

最近、国内外で衛生とさまざまなウイルス予防に対する認識が高まり、健康関連の新家電市場が急速に成長している。 LG電子はこの分野で世界的に独歩的な技術を保有している会社に数えられる。その背景にはLGの家電の隠れ兵器とされる「スチーム(Steam)」技術がある。 LG電子が独自に開発した「トゥルースチーム(TtrueSteam)」技術は摂氏100度に達する高温で、強力な殺菌力と洗濯力そして洗浄力を高めるのに効果が優れているという評価だ。

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  • LG製「トロン乾燥スチームシンキュ(SteamThinQ)」。 LG電子は新製品に特許取得済みのトゥルースチーム(TrueSteam)技術を適用した。 写真提供=LG電子


24日の家電業界などによると、LG電子は特許取得済みのトゥルースチーム技術を採用した乾燥機の新製品(トロン乾燥機スチームシンキュ)の予約販売を行い、来月5日から本格的な販売に入る。新製品は3つのスチーム特化コースで、服や寝具などを殺菌することが特徴だ。特に韓国衣類試験研究院による試験の結果、蒸気滅菌コースは黄色ブドウ球菌や緑膿菌、肺炎桿菌などの有害な細菌を99.99%除去することが分かった。

LG電子はかつて国内乾燥市場の70%以上を占めるなど圧倒的なシェアを見せたが、最近はサムスン電子が着実に市場シェアを引き上げながら、市場を二分している状況だ。 LG電子は最大の強みである乾燥とスチーム機能を前面に出した新製品で、首位1位を固めるという構想だ。

LG電子は乾燥機のほか、トゥルースチーム機能を搭載した衣類管理機・食器洗浄機などの新家電を前進配置して、新たに増える市場の需要を先取りするという計画だ。 テレビや冷蔵庫などの伝統的家電市場が成熟段階で、規模が一定のレベルを維持するなか、新家電の販売を増やして収益性をさらに引き上げる戦略だ。

LG電子の家電事業は昨年、歴代最大の売上高・営業利益・営業利益率を達成して、同社の業績を守る心強い砦の役割を果たした。家電事業を担当するH&A事業本部の売上げは21兆5155億ウォンで、史上初めて「売上20兆ウォン」の壁を崩し、営業利益(1兆9962億ウォン)と営業利益率(9.3%)もそれぞれ過去最高を記録して「トリプルクラウン」を達成した。二桁に近い営業利益率を記録するなど、高い商品性と効率性でLG電子が強みを見せる新家電の販売好調が続いたからだ。

業界ではスチーム技術こそLGの家電を世界トップに立たせた源泉技術だという評価が出ている。 LG電子は2005年、世界初でスチーム技術を洗濯機に適用した。 LG「トロン洗濯機」は微細なスチームを噴射して洗濯力を高め、衣類の臭いや細菌などを除去する。 LG電子はさまざまな生活家電に差別化されたスチーム技術の適用を拡大している。 2008年にはスチーム機能を追加して、蒸し料理までできる「ディオス光波オーブン」を発売して安定した人気を得ている。 LG電子が昨年発売した「ディオス食器洗い機」は、大幅に改善された洗浄力と衛生管理を前面に出して、国内市場での食器洗浄機の普及をリードしているという評価だ。この製品は、韓国化学融合試験研究院による試験の結果、大腸菌やサルモネラ菌とリステリアなど、有害な細菌を99.999%除去するなど独自の殺菌力を認められた。

LG電子が開拓してサムスン電子が加勢した新家電市場は、健康と衛生に対する高潮した関心で、今年も急成長を続けるものと思われる。衣類乾燥機は今年、国内販売量は200万台に達すると予想される。 2016年の販売台数が10万台であることを考慮すれば、4年めで市場規模が10倍に大きくなるわけだ。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-02-24 19:36:39




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