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数字経済 > 企業 > ロッテアルミニウム、ハンガリーにバッテリー素材工場
ロッテアルミニウムはハンガリーに電気自動車のバッテリーに使用される二次電池用陽極箔の生産工場を建設する。
ロッテアルミニウムは25日、ハンガリーのタタバーニャ産業団地に1100億ウォンを投資して、電気自動車の2次電池に使用される陽極箔の生産工場を建設すると明らかにした。工場は今年4月に着工し、2021年上半期に完成する予定だ。ハンガリー工場の最大生産能力は年間1万8000トンのレベルで、2021年以後から生産を増やし、2025年ごろにはフル稼働する方針だ。陽極箔1万8000トンは電気自動車用のバッテリー80万個に使用できる量だ。
陽極箔は二次電池に使用される薄いアルミを意味する。ホイルの形になっており、バッテリー内で発生する化学反応で作られた電子を集めておき、必要なとき供給する機能を果たす。ロッテアルミニウムは、世界的に電気自動車バッテリーの需要が増加するにともない、ハンガリーのタタバーニャ産業団地内の6万平方メートルの敷地に陽極箔工場を建設することにした。
ロッテグループの関係者は、「欧州は強力な環境規制と、米国・中国よりすばやく電気自動車市場が拡大している」とし、「特にハンガリーやポーランドなどの東欧諸国の近くには電気自動車を生産する自動車メーカーと電池メーカーが集まっており、電気自動車の製造インフラが備わっている」と説明した。