トップ > カルチャー > イベント > 悲しいドラマでもウィット溢れる話法が際立つ「紅桃」

悲しいドラマでもウィット溢れる話法が際立つ「紅桃」

[Cover Story] 今、一番熱い舞台…秋の公演 

  • 悲しいドラマでもウィット溢れる話法が際立つ「紅桃」
『紅桃』(ホンド)は、1930年代、韓国の代表新派劇『愛に騙され金に泣き』(林仙圭作)が原作だ。兄を支えるために妓生になった「紅桃」が名家の息子「グァンホ」と愛により結婚したが、不正な女性として追い詰められ、愛を失うという内容だ。ホンドがクァンホの婚約者を殺し、警察になった兄「チョルス」に捕まっていく悲劇的な結末が涙腺を刺激し、大きな人気を集めた。

2014年の『紅桃』は、スター演出家コ・ソンウン(前京畿道立劇団芸術監督)が脚色・演出し、女優イェ・ジウォンが主演を務め、大衆の視線をひきつけている。 2013年に開館した九里アートホールと常駐劇団「劇工作所・マバンジン」の最初の共同制作ドラマで、創作劇1本を制作することが難しい公演界も注目した。悲しいドラマではあるが、ウィットあふれる話法が引き立ち、悲しみを強要したりもしないことが、今回の『紅桃』で最も注目すべき部分だ。素朴な舞台で俳優の演技が引き立つ「新派ではない」紅桃に出会う。

期間:2014.11.06~2014.11.16
場所:大学路芸術劇場大劇場

  • 悲しいドラマでもウィット溢れる話法が際立つ「紅桃」
Focus
感情を高潮させる照明、音楽、舞台セットなどの装置はない。舞台はモノトーンの抽象絵画を連想させる。すべてが白い背景のセットは妓生の家を表現する赤い提灯と人という漢字の形の屋根が全部だ。しかし、慣れているストーリーが重なった舞台の余白は、華やかな酒屋と悲しみに満ち道を想起させる。
  • Citylife 第453号(14.11.18日付)文シン・ジョンイン、写真各公演会場、フォトパークドットコム
  • 入力 2014-11-12 15:46:13




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア