トップ > カルチャー > カルチャー > [大韓民国画家 ⑦] 欧州抽象美術の巨匠として浮上した東洋画家

[大韓民国画家 ⑦] 欧州抽象美術の巨匠として浮上した東洋画家

オールドボーイの帰還…応答せよ! 7080美術界の元老たち ⑦/⑦ 

  • [大韓民国画家 ⑦] 欧州抽象美術の巨匠として浮上した東洋画家
去る10月7日、マイクロソフト、MoMA、メトロポリタン美術館、ルーブル美術館、スミソニアン(Smithsonian)などの関係者は「イ・ウンノ美術館」を訪れた。ミュージアムテクノロジー関連の世界最大の国際学術大会である「ミュージアム・アンド・ザウェブ」(MW)との共同シンポジウムに参加するためだった。

モバイルテクノロジーやITなどの最先端技術を活用したミュージアムの経営について悩む国際会議が今年、国内では初めて大田西区万年洞(マンニョンドン)の「イ・ウンノ美術館」で開催された。来年2月まで、フランスの国立造形芸術センター(CNAP)、アルトゥン財団などの支援で開催される「パリアンフォルメル美術に会う」展では、イ・ウンノ(李應魯)が「東伯林事件」で拘束された時、ヨーロッパの政治家たちと一緒に彼の釈放救命運動に乗り出した欧州抽象美術の巨匠ハンス・ハータング(Hans Hartung)、ピエール・スーラージュ(Pierre Soulages)、ザオ・ウーキー(Zao Wou-Ki)の芸術の世界に照明を当てる。

  • [大韓民国画家 ⑦] 欧州抽象美術の巨匠として浮上した東洋画家
1960年代のパリに居住してイ・ウンノとアンフォルメル美術(非定型の芸術; Art Informel)を導いた彼らは、韓国とフランスを行き来しながら激動の60年代を過ごしたコアムの芸術的な仲間だった。文字抽象と人間形象を無数に羅列した群像シリーズを出展、1989年にパリで生を終えたイ・ウンノは芸術の大家が埋められているパリ市立ペール・ラシェーズ墓地に埋葬された。

数多くの追慕展が世界各地で開かれ、現在、彼の作品はニューヨークMoMA、パリ国立装飾美術館をはじめ、イギリス、スイス、日本など世界各国に所蔵されている。モネ、ゴッホなどが作品活動をしていたパリ近郊のヴォーシュルセーヌ(Vaux-sur-Seine)にパリイ・ウンノレジデンスを建て、今年から営業を開始しており、スイス出身の世界的な建築家ジャン・ミシェルビルモトゥ(Jean Michel Wilmote)が設計したアカデミーの建物がヴォーシュルセーヌで開館を控えている。
  • Citylife第454号(14.11.25日付)文_バクチャンは記者/写真=フォトギャラリー現代、アラリオギャラリー、国際ギャラリー、李應魯美術館
  • 入力 2014-11-25 11:10:10.600000000




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア