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童心に帰ったサンタ村…年末を楽しむヒント


  • 童心に帰ったサンタ村…年末を楽しむヒント
よりによって週末と重なってしまった「残酷」なクリスマス。それでも気分を出さなければならない。だから行く。サンタ村。もちろん、「66度33分」北極と接した本当のサンタ村ロヴァニエミではない。だから大韓民国内のサンタ村だ。最初のコースから素晴らしい。雪をかき分けて「雪国列車」に乗って走って行く「韓国観光の星」サンタ村・汾川(プンチョン / 慶尚北道奉花郡)だ。断言するが後悔はない。年末が去る前に急いで発とう。

365日サンタ村…慶北奉花汾川駅

当然旅行は「淡白」であるべきだ。日程、見ることはない。日帰りだ。いくら素敵なサンタ村でも感動は刹那だから。行く方法もロマンチックそのものだ。ひとまず「レトロ列車の最高傑作」である白頭大幹峡谷列車「V-トレイン」のお出ましだ。「V」という文字、よく見てみると、峡谷形だ。アルプス顔負けの大韓民国白頭大幹のV字峡谷の間をあちこち疾走するという意味だ。コースはこうだ。慶北汾川を起点に養源(ヨンヤン)、承富(スンブ)を経て、江原鉄岩(チョルアム)駅まで計27.7キロの白頭大幹コースを往復する。

さらに速度、これが魅力だ。時速30キロ。ウサイン・ボルトよりも遅い速度でのろのろ這っていく。時間だけが流れていく。そのため風景がきちんきちんと刻まれる。そしてドア、その昔折りたたみ式昇降ドアそのままだ。これだけでも感慨深いのに、時間をばっさりと切って、過去に戻す究極の物がある。車両の中でどんと構える木炭暖炉だ。その上の天井には、その昔の回転式「扇風機」まで釣り下がっている。全面のガラス窓はまた、どうだろうか。雪で白餅のように白く変身した白頭大幹のV字峡谷全体を一目で見ることができるため、まさにヒーリングだ。

年末には、このV-トレインがサンタ列車に変身する。列車内ではサンタ服を着た乗務員がキャロルイベントを繰り広げる。これに乗って汾川駅に到着する。

以前には車でも行くことができず、唯一列車でだけ行くことができた奥地の中の奥地・汾川。サンタコンセプトで経済効果32億ウォンの大ヒットを起こした驚くべき駅だ。降れば0.1秒で口がぽかんと開く。可愛らしい簡易駅舎の煙突にぶら下がったサンタの造形物。下には、トナカイの造形物まで、間違いなく北欧の雰囲気だ。駅のすぐそばに雪そり場と一緒に思い出の氷そりに乗ることができる氷そり場が巣を作っている。子どもたちが熱狂するサンタの馬車もある。小腹が空いたら、薪の火でサツマイモ・ジャガイモを焼いて食べるおやつもあるため、ぜひ味見してみることだ。トナカイに代わってロバが引くサンタの馬車は、子どもたちが列を成して乗るほどの人気だ。

▶ 汾川サンタ村を楽しむTip=来年2月末まで、汾川はサンタ祭りが続く。KORAILで日帰りコースを運営する。汾川駅のすぐ隣の鉄岩駅も昔の風景をそのまま残しているレトロな雰囲気を感じられる駅だ。炭鉱歴史村を見学した後、カムバックしてもよい。 www.korailtravel.com。

「輝く」サンタ村…羅州イスル村

実に珍しい村だ。普段は確かにども田舎の村とは異なることがない。しかしクリスマスを挟んだ年末になると驚いたことにサンタ村にトランスフォーミングする。変身サンタ村といういことだ。事実、この村がおもしろい。全羅南道羅州(ナジュ)といっても老安面(ノアンミョン)のイスル村。60代以上の高齢者140人余りが集まって住むが、彼ら、皆カトリック信者だ。そのため村の住民の98%が聖堂に通っている。だから年末をただ単に過ごすことはない。最初から町全体をサンタ村として飾る。クリスマス祭りの期間は年末までだ。この期間、ここでは、サンタ村を訪れる旅行者でごった返している。

イスル村のサンタ村のハイライトスポットは、村の名物の聖堂だ。なんと築100年近く経った赤レンガの古い建物。その有名な「老安聖堂」だ。この外壁と周辺の木には、色とりどりの電球が華やかな灯火で明るくする。村の入口の住宅の壁には、ツリーと一緒にトナカイのそり壁画が描かれる。村のお年寄りたちも、この時だけは楽しむ。誰彼なしに、サンタの服を着て興をそそる。サンタ村まで行ったのにただ帰ってくれば面白くない。子どもたちの「純粋さ」を守るためにサンタのおじいさんに手紙1通は必ず送ること。そのため生まれた驚くべき認証ショットポイントがある。名づけてイスル村「サンタ郵便局」。コンテナボックスで作られた簡易郵便局だ。子どもの手をしっかりと握り、そこへ行って願いを込めたはがき1枚、ぜひ送ってみよう。

退屈する隙間なく続く体験型プログラムも興味深い。マグカップ・サンタキャンドル作りは基本。風灯飛ばし、素願はがき書きのイベントに子どもたちが熱狂する。最も人気の体験は、子どもたちのためのわら滑り台のサンタトラクター。耕作時に使うトラクターを改造して作ったサンタトラクターの搭乗は、やっぱり「ウェイティング」が長い。羅州名物のコムタン(牛の肉・内臓を煮込んだスープ)をはじめ、オムク(おでん)・スンデ(豚の腸詰め)などの食べ物も販売している。

▶ 羅州イスル村のサンタ村を楽しむTip=イスル村の住民らが直接栽培して調理した豆・ゴマの葉・黒米・味噌などを販売する簡易市場も開かれる。羅州錦城館、郷校、牧使内衙(モクサネア)などの近隣の観光スポットも逃さないことだ。全羅南道羅州市老安面イスル村ギル119。予約およびホームページ(061)335-0123、www.eslfarm.com。

その他のサンタ村

1.「サンタ洞窟」光明駕鶴洞窟

京畿道光明(クァンミョン)市の中心部にある「名物」洞窟、駕鶴(カハク)鉱山(光明洞窟)。洞窟の中の公演場「オペラハウス」とワイン洞窟で有名なこの場所は、年末には「2016ハッピークリスマス祭り場」に急変する。自然の洞窟の響きを活用したオペラハウスでは、アニメーション映画『ニコ:サンタ飛行団の冒険』を週末に上映(当日先着順250名まで入場無料)する。

25日には「ハッピークリスマスフォトゾーン」が洞窟の入口とワームホール広場に沿って作られる。25日のクリスマス当日夜間のタイムレーザーショーも見所だ。

2.清道プロバンス「サンタ村」
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大韓民国大邱の横にある清道(チョンド)。来年2月末まで、サンタ村の光の祭典が開かれる慶北清道プロヴァンス。クリスマスロード、ホワイトラブロード、キューピッドロード、ラブロード、光の森だけでなく、童話村も施されており、どこに行ってもカメラを手から放すことができないほどのあっけにとられる夜景が魅力だ。

最も目につくものは、やはりクリスマスロードだ。鉄道周辺に密集し、数十人のサンタクロースがさまざまな姿でトナカイに乗っている様子に自然に笑顔になる。

ジップラインの他にも4Dライダー、ゴースト列車、四季のそり場、夜光魚、鏡の迷路などの施設も人気だ。

3.安山スターライト「サンタ村」

夜景スポットとして噂になっている安山 スターライトヴィレッジ。本物のサンタ村ロヴァニエミを丸ごと移してきた意味を込めて「ロヴァニエミサンタ村光の祭典」を来年2月末まで開く。フィンランド・ロヴァニエミを連想させるサンタ村では、サンタの服を着た人形とトナカイが観覧客を迎える。ホットスポットは、サンタヴィレッジ。木製の椅子2つが可愛らしく置かれている認証ショットポイントだ。
  • スタートゥデイ ソン・イクス記者
  • 入力 2016-12-23 15:50:51




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