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SEKAI NO OWARI、Crossfaith、MIYAVI…日本バンドの来韓続く理由は?


  • SEKAI NO OWARI、Crossfaith、MIYAVI…日本バンドの来韓続く理由は?
  • < ヘビーメタルバンド「Crossfaith」>

#1 19日午後6時、ソウル市龍山区のブルースクエアSAMSUNGカードホールは2300人のファンでいっぱいになった。日本のロックバンド「SEKAI NO OWARI」の初の単独来韓コンサートだった。二日連続公演の最終日だったが、二日目のオープンは初恋の炎のように熱かった。 2010年代の日本で最も人気のあるロックバンド「SEKAI NO OWARI」の韓国訪問はすでに3回目だ。

#2 同じ日の午後5時30分、ソウル市麻浦区ハナツアーV-Hallではさらに過激なステージが繰り広げられた。日本のヘビーメタルバンド「Crossfaith」とビジュアルロックグループDué le quartz(デュール クォーツ)出身のギタリスト「MIYAVI」のジョイントコンサートだった。早いテンポを基本にどっしりしたベースときらびやかなギターの音が加わった「Crossfaith」の歌は、会場の500人以上のスタンディングオーディエンスを揺らした。

2017年、海外有名アーティストの来韓公演が降り注ぐ中でも、隣国日本の有名バンドの韓国訪問が目を引く。メタリカ(Metallica)、ジェフ・バックリィ(Jeff Buckley)、ジャーニー(Journey)などの世界的なバンドは大衆化して認知度は高いが、マニアックと言える日本のバンドが韓国に押し寄せるのはやや異例だ。実際、昨年の日本ゴールドディスクを受賞して新人アーティストに選ばれたモダンロックバンド「アレキサンドロス(Alexandros)」も、4月初めに来韓公演を行う予定だ。

業界関係者は、「先ロックフェスティバル、後単独公演」の法則が適用されたと口をそろえる。観客の忠誠心が高いロックフェスティバルに参加して、韓国のファンたちの呼応が期待以上だった日本のバンドが韓国を再び訪問するいう意味だ。公演企画会社のライブネーションコリア(Live Nation KR)の関係者は、「SEKAI NO OWARIの場合は日本語原曲を望むというファンの声援に、今回の公演を日本語で行うほどコミュニケーションに気を使った」とした。

YES24 LIVE HALL(旧アクスホール)のようなバンド中心のコンサート会場がいくつかできた点も、「近い外国」である韓国に頻繁に足を運ぶことになった原動力としてあげられる。公演企画会社ビフォレスト(B'Forest)の関係者は、「2000年代の後半以後、韓国内にまともな音楽会場ができたし、大型企画会社も日本のバンドに関心を持ったことで市場が大きくなった」と説明する。

大衆性は大きくはないがアジア的情緒とロック音楽が溶け合った日本の音楽にマニア層が顕著なことも、このようなトレンドをリードしていると専門家らは診断する。大衆音楽評論家のキム・ヂャッカは、「Jポップの雰囲気を漂わすSEKAI NO OWARIや、強力な音楽で揺るがすCrossfaithなどのような日本のバンドもそれぞれに特色があり、このような特徴がより忠実な国内のファンを輩出する傾向が現れている」と分析した。
  • キム・ミョンファン記者
  • 入力 2017-02-21 17:11:41




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