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カルチャー > 韓国探訪 > 春の列車の旅 - ソンビの里「安東」探訪
< 安東の月映橋 >
春を迎え、先祖伝来の粋が生きる韓屋と伝統的な食べ物で有名な安東(アンドン)の必須観光コースをめぐってみよう。安東駅はソウルなら清涼里駅からムグンファ号で3時間30分ほどの距離だ。屏山書院(ピョンサンソウォン)と陶山書院(トサンソウォン)はソンビの気品が感じられ、月映橋(ウォリョンギョ)は国内で最も長い木橋で朝の霧にけむる夢幻的な風景を見ることができる。橋の真ん中の亭子(あずまや)「月影亭(ウォリョンヂョン)」で洛東江を見やると川面を歩く感じさえする。
そのほかに料理もひけをとらない安東には、海の幸は貴重で一度に大量のサバを一定量の塩で漬けて保管する「カンコドゥンオ」がある。「一直食堂(イルチクシクタン)」では、一定の量の塩をほどこした伝説の「カンヂャビ」を味わうことができる。また別の伝統的料理としては祭祀(チェサ)料理を一膳に食べることのできる「ホッチェサバプ」があり、そのほかにも壁画マウルとミシュランガイドにも収録された40年伝統の有名な製菓店など、さまざまに安東を楽しむことができる。
1. 陶山書院< 慶尙北道 安東市 陶山面 土溪里 >
陶山書院は退溪(テゲ)李滉(イ・ファン)の学問と徳行を記念して追慕するために作られた書院だ。書院の建築物は簡潔で倹素で、退溪の品格とソンビの姿勢を上手く反映している。
2. 月映橋< 慶尙北道 安東市 象牙洞 >
霧のかかった朝の風景と夜景が美しい場所で、長さが387メートルの韓国で最も長い木柵橋だ。愛する恋人をおぶって月映橋を往復すると、その愛が叶うという伝説が伝えられている。
3. 屏山書院< 慶尙北道 安東市 豊川面 屛山里 >
壬辰倭乱のとき城郭の修築、火器の製作を始めとした軍備拡充に力を注ぎ、功労を築いた西厓(ソエ)柳成龍(ユ・ソンリョン)の学問と行跡を記念するための場所で、屏山書院は多くの学者を輩出し、韓国の建築史においても重要な遺跡だ。
4. 一直食堂< 慶尙北道 安東市 キョンドン路 >
安東を代表する食べ物「安東塩サバ(カンコドゥンオ)」は、正確に20グラムの塩で一日に2万匹を仕込むが、直接仕込んだサバを即席で焼いてくれる一直食堂は安東でも評判のお店だ。
5. 安東チムタク横丁< 慶尙北道 安東市 南門洞 >
安東チムタクは安東の有名な鶏料理で、鶏肉と野菜を一緒に入れて蒸し煮した料理だ。細目の春雨が入っており、濃いスープとジャガイモが丸ごと入っている。安東旧市場にはチムタク横丁がある。
6. ホッジェサバプ< 慶尙北道 安東市 ソクジュ路 >
伝統料理で、醤油とともに出されるビビンバだ。本物ではない年間祭事のためのご飯を意味し、ホッジェサバプは多くのナムルを白いご飯の上にのせて焼いたお肉といくつかのジョン(チヂミ)も一緒に準備する。
7. 新世洞の壁絵村< 慶尙北道 安東市 新世洞 >
安東市内を見渡すことのできる展望と壁絵。
8. マンモス製菓< 慶尙北道 安東市 松峴洞 >
1974年にオープンした40年間続く製菓店で、安東で最も有名なパン屋だ。ミシュランガイドコリアに紹介されながら話題になった。もっとも人気のメニューはクリームチーズパン。紫芋のクロワッサン、シャワーブリオッシュ、そぼろパン、野イチゴクリームパンなどがある。
- MKスタイルエディター_チョン・ユヂン
- 入力 2017-03-11 06:08:00