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東大門デザインプラザで「ピクサー展」開催…芸術と科学の出会い

4月15日から8月8日までDDPデザイン展示館にて開催 

  • 東大門デザインプラザで「ピクサー展」開催…芸術と科学の出会い
「芸術は科学技術の発展を導き、科学技術は芸術にインスピレーションを吹き込む」。ディズニーとピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジョン・ラセターの言葉だ。

ピクサー・アニメーション・スタジオとともにソウルデザイン財団とGNCメディアが企画した「ピクサー・アニメーション30周年特別展」が来る15日から8月8日まで東大門デザインプラザ(DDP)デザイン展示館にて開催される。主催側は14日午前、ソウル中区DDPにて記者懇談会を開催し、展示の性向的な始まりを知らせた。この日のイベントには展示主席責任者マレン・ジョーンズ、ソウルデザイン財団ユ・ソクユン団長、GNCメディアのホン・ソンイル代表が参加した。

ユ・ソクユン団長は「2014年開館から3年ほどの時間が経過した。DDPは大きく美しくともに楽しむことを基本精神に持つピクサー展示を今回開催することになり期待し光栄だ」とし「質的な面や量的な面にて愛されれば嬉しい」と明かした。

今回の展示はアーリーバード販売量が6万枚を記録し、展示公開前から話題を集めている。ホン・ソンイル代表は「6000枚ほど販売できるかと想像していたが、6万枚が販売された記録は韓国展示史上はじめて」だとし「先立って新東京美術館で開かれたが2ヶ月間で35万人が訪れた。韓国のようなコミュニケーションが活発な社会にて商品、その映画の面白さと感動テクニックなどが全世界の人々に忠誠心を引き出したのではないかと思う」と話した。

1986年ジョン・ラセター、エド・キャットマル、スティーブ・ジョブズは米国カリフォルニアにピクサー・アニメーション・スタジオを設立した。30年間ピクサーは『トイ・ストーリー』、『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』、『インサイド・ヘッド』、『カールじいさんの空飛ぶ家』、『アーロと少年』など全世界で愛されるアニメーションを誕生させた。『トイ・ストーリー』公開以来ピクサーは製作過程を見せるために展示を企画し始めた。

独創的なストーリーと一度見れば忘れることのできないキャラクターでピクサーアニメは観客から愛されてきた。デジタルメディアだけでなく、伝統方式である鉛筆ドローイングとパステル彩色、キャラクターモデルの彫刻を手作業で行うアーティストも多い。何人かのアーティストたちが作り出す芸術的作品が土台となり一編の完成されたピクサーアニメが誕生する。

ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジョン・ラセターは素晴らしいアニメーションを作る必須要素としてキャラクター、ストーリー、ワールド(映画の中の世界)を挙げた。その中でもピクサーのアーティストたちにもっとも重要な部分はストーリーを作り出す過程だ。彼らはストーリーを整えていく過程にて観客が喜びそうな魅力的なキャラクターを完成させていき、映画のストーリー、キャラクターと似合うリアルな映画の中の世界を具現するために様々な努力を注ぐ。

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これについてマレン・ジョーンズは「ストーリーが核心」だとし「すべてのアニメ映画の推進力だ。ピクサーはすなわちストーリー」だと定義した。

今回の展示はピクサーのアーティストたちが映画を製作する過程で手で作り上げられたスケッチ、イラスト、ストーリーボード、カラースクリプト、キャラクター模型彫刻など約5000点の作品が展示され、各映画別に「キャラクター、ストーリー、ワールド」の概念を理解しやすく構成した。

中でも「トイ・ストーリーゾエトロープ」と「アートスケープ」という独創的な設置作品がともに紹介され視線を集める。「トイ・ストーリーゾエトロープ」は一連の連続した静止イメージを素早く回転させて錯視効果を起こして自ら動いているように見せるアニメーションの原理を3D立体形態で具現した作品だ。

「アートスケープ」はメディア設置作品でコンセプト作業から最終結果物が誕生するまでの過程を収めている。今回の展示は一編のピクサーアニメーション映画が誕生されるまでに数多くのアーティストたちが互いに協業し芸術と科学技術が結合する創意的な過程を垣間見ることが出来る。
  • シックニュース イ・サンジ記者 / 写真=イ・ミファ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-04-14 11:17:00




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