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[2017 ユース・カルチャー] #4 レトロやノスタルジーに惹かれるユース世代


  • [2017 ユース・カルチャー] #4 レトロやノスタルジーに惹かれるユース世代
レトロはもはや拒否できない1つの流れになった。ファッションは「再生産業」といわれるほど、過去からインスピレーションを受けて、現在の不足したストーリーを埋めていく。

しかし、最近のレトロはヒストリー不在の現実を補完するための手段であった以前とは異なり、厳しい現実から逸脱するための脱出口として機能するという点で違いがある。したがって、過去には、再解釈でレトロの原型を乱れさせたのに対して、最近では、原型に忠実なレトロに熱狂する。

これは原型が保存されたレトロが特有の濃い郷愁を刺激し、人間性不在の現実から少しの慰めになるからだ。

特に出生と同時にモバイルと接しているユース世代は偽のニュースに絶えず晒され、24時間休まずにアップグレードされる情報の洪水による日常脱出欲求がこれまで以上に高まって、ノスタルジア、つまり郷愁に対してロマンを持つようになった。

これにスローテックやレコードなどのアナログ文化が、中高年層ではなくユース世代によって積極的に消費されており、一種のファンタジーのように受け入れられている。

若い3人のデザイナーは、洗練さは少しも見られない乙支路にホテルスソンファをオープンしてアーティストスペースを作った。また、Netflixの『世にも奇妙な物語』は郷愁を刺激するストーリー展開でシンドロームを起こした。

特にユース世代は通貨危機直前、豐裕の時代であった90年代を支配したファッションと文化コードに熱狂し、大きなロゴTシャツのような田舎くささのある原型のままのアイテムを現時代のベーシックとミックスマッチして、自分たちだけの「it」なスタイルを作り上げる。

平凡を非凡に立て直すユース世代の「才能」が作り出したユースカルチャーは主流文化の虚勢を覆すサブカルチャーの革命で弾劾と選挙につながる乱れた政治状況にも将来が期待できるようにする可能性の火種でもある。

[写真=MBC「自己発光オフィス」、tvN「鬼<トッケビ>」、赤頬思春期Facebook、Anderssonbell、87mm、D MUSEUMホームページ、Supreme Facebook、Vetements、トミー ヒルフィガーインスタグラム、Lecaf、FILAホームページ、エマ・ワトソンインスタグラム]
  • シックニュース ハン・スギン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-05-07 05:20:00




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