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江華島の高麗宮殿をご存知ですか…「抗戦の歴史」を復元へ


高麗の首都は、今の北韓(北朝鮮)の開城である「開京(ケギョン)」だった。

しかし、この首都が39年間のあいだも移っていた場所がある。まさに仁川江華島(カンファド)だ。

仁川市は、当時に建てられた臨時宮殿を復元することにした。

韓国史跡133号、高麗宮殿だ。

朝鮮の光化門格である昇平門を中心に1232年、高麗高宗が建てた臨時宮殿がここに39年間のあいだ存在した。

高麗の首都は今の北韓の開城一帯である開京だったが、モンゴルが高麗を侵略しながら仁川江華島へ臨時首都を作ったのだ。

しかし、今は全体の宮殿の中で非常に一部だけが残っている状態だ。

仁川市が史上初、高麗の39年臨時宮廷の復元作業に乗り出す。

仁川広域市長のユ・ジョンボク氏は「高麗時代に王宮があった厳然たる首都ではなかっただろうか。その歴史文化的価値を再照明したい」と話した。

朝鮮時代の丙子胡乱のときに南漢山城に避難した仁祖のように、恥辱の歴史でありながら抗戦の歴史であるこの場所を復元して子孫らに教訓として残そうということだ。

今後30年間で、5つの分野で20の細部事業が行われる予定だ。

江華島は高宗の臨時宮殿のほかにも、歴史遺跡があちこちに位置する自然博物館と呼ばれるエリアだ。

仁川市は高麗時代を中心に、様々な歴史復元事業で江華島を歴史文化の中心地として育成する計画だ。
  • MBN ノ・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-16 10:42:00




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