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変化する「韓流」の公式…SNS・YouTubeに乗って世界へ


  • 変化する「韓流」の公式…SNS・YouTubeに乗って世界へ
  • 「防弾少年団」写真提供=ビッグヒットエンターテインメント



防弾少年団とTWICEなどの第3世代アイドルが、Kポップスターの海外進出の公式を変えている。 第1・第2世代のアイドルがローカライズと緻密な事前準備で韓流をリードしたならば、第3世代はソーシャルネットワークサービス(SNS)とYouTubeでファンたちと疎通しながら海外市場に根を下ろしている。 YouTubeやSNSを活用した海外進出はコスト負担も少ないので、中小規模の企画社のアイドルグループにも新たな機会が開かれるものと期待される。

14日、Big Hit エンターテイメントによると、防弾少年団は19日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催される「2017アメリカンミュージックアワード」のステージに上がる予定だ。

アメリカ3大音楽賞の一つであるこのステージにKポップスターが立つのは、2012年のPSY(サイ)以後は防弾少年団が初めてだ。防弾少年団は今回の訪米期間中に、CBS「レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン(The Late Late Show with James Corden)」、NBC「エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)」、ABC「ジミー・キンメル・ライブ!(Jimmy Kimmel Live!)」など、米国の3大放送局の看板番組にすべて出演する。

防弾少年団はYouTubeにアップロードしたミュージックビデオを通じて、海外のファンに存在感をアピールした。防弾少年団が2014年8月に発表した第1集のタイトル曲『Danger』ミュージックビデオは去る13日午後、YouTubeで再生回数1億ビューを超えた。これをもって防弾少年団は、つごう9本の1億ビュー突破ミュージックビデオを保有することになった。

海外のファンとコミュニケーションしながらSNSを積極的に活用した点も、人気の要因として挙げられる。ツイッターコリアによると13日、防弾少年団のツイッター(@BTS_twt)のフォロワーは1000万人を突破した。韓国のTwitterアカウントが1000万フォロワーを超えたのは今回が初めてだ。 2位のG-DRAGON(901万人)と3位のチェ・シウォン(628万人)に比べてもはるかに先んじている。ツイッターの関係者は、「防弾少年団のフォロワーの国籍は韓国・日本・フィリピン・米国・タイ・ブラジルの順序で多い」と語る。米ビルボード誌が毎週発表するSNSプラットフォームの影響度である「ソーシャル50」で、防弾少年団は昨年10月29日から最近までに47回も1位になった。世界中で「ソーシャル50」1位の記録回数で、防弾少年団を上回るのはジャスティン・ビーバーだけだ。

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  • 「TWICE」写真提供= JYPエンターテイメント



ガールグループ「TWICE」もまたYouTubeとSNSを介して海外で巡航している。TWICEの初アルバムのタイトル曲『LIKEY』のミュージックビデオは、公開されてから10日もならない去る9日に5000万ビューを突破した。これは既存のYGアイドルのBLACKPINK(ブラックピンク)が、『AS IF IT'S YOUR LAST』で5000万ビューを突破するために要した14日18時間を5日以上も短縮させた、Kガールズグループの新記録だ。TWICEは『Like OOH-AHH』から『CHEER UP』『TT』『KNOCK KNOCK』『SIGNAL』まで、すべてのミュージックビデオが1億ビューを越えて「5連続1億ビュー突破」記録を達成したことがある。

TWICEはメンバー9人のうち4人が外国人で構成され、海外のファンとのコミュニケーションに有利な位置にあるという評価だ。TWICEのSNSフォロワーの数はインスタグラム339万人、フェイスブック182万人、ツイッター164万人、YouTube 122万人など、総807万人に達している。

800万フォロワーを背にしたトゥワイスが発表した日本初のオリジナルシングル『One More Time』は、14日に日本レコード協会から「プラチナシングル」認証を受けた。 25万枚以上のセールスを記録したシングルアルバムに付与する認証を受けたのは、国内のガールグループではTWICEが最初だ。先週は米ビルボード誌ワールドチャートのアルバム部門とデジタルソングチャート両部門でそれぞれ頂上にのぼった。韓国ガールグループが米国ビルボード誌のワールドチャートで2冠を獲得したこともTWICEが初めてだ。

大衆音楽の専門家らは、SNSとYouTubeでKポップ歌手たちにさらに多くの機会が開かれるものと期待している。音楽評論家のイ・デファ氏は、「もともと米国の主要メディアは防弾少年団に興味はなかったが、SNSで話題になった後に集中して照明しはじめた」とし、「コンテンツさえ確実に良ければ中小企画社の歌手でも充分なファン層を確保できるだろう」と予想した。評論家のキム・バニャ氏は、「テレビなどの伝統的メディアの影響力は以前に比べて急減した一方で、歌手がフェイスブックでライブを進行したときのフィードバックは確実だ」とし、「メディアの影響力が変化し、アイドルが人気を得る通路も変わっただろう」と評価した。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-14 19:18:32




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