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「ホームカフェ」に魅せられた韓国の40代と50代男性


会社員キム某氏(47)は最近、自宅でコーヒーを直接いれて飲む楽しみにすっかりはまった。

大枚100万ウォンをはたいてエスプレッソマシンを買ったのはもちろん、コーヒー豆を焙煎できるロースターとコーヒーミルまで購入した。味と香りが千差万別である豆も、一つずつ買い集める。キムさんは「会社の近くのカフェでいろいろな品種のドリップコーヒーを味わった後、コーヒーに興味が生じて勉強している」とし、「家でもカフェ専門店のように美味しいコーヒーを飲みたくて、ホームカフェをしつらえた」と語る。

「ホームカフェ」に対する40・50代男性の関心が高まっている。甘いミックスコーヒーを好んだ昔とは異なる状況だ。

コーヒー専門店が増加して誰でも本格的なコーヒーに簡単に接することができる環境になっても、なかなか変わらないという「4050アジェ(おぢさん)」たちの味覚まで変わっているわけだ。

オンラインオープンマーケット「オークション」が16日、今年1~10月のコーヒーマシンとカプセルコーヒーなどの、ホームカフェ関連製品に対する4050世代の男性購買率を確認した結果、売上げが前年比で最大2倍に急増したことが分かった。

まずアメリカーノやカプチーノなどさまざまなコーヒーを作ることができるコーヒーマシンの売上げが前年比で96%増加し、最も大きな幅で増加を示した。豆を均一に炒める電動ロースターは64%、豆を挽くときに必要な電動コーヒーミルは10%の増加率を記録した。カフェラテやカプチーノなどを作るときに便利なミルク泡立て器も、販売量が前年比で22%増加した。好みのカプセルを機械に乗せるとすぐにコーヒーを淹れてくれるカプセルコーーマシン(5%)とコーヒーカプセル(47%)も昨年より多く売れた。

高圧で抜き出すエスプレッソの代わりに、ハンドドリップコーヒーを楽しむ中年男性も増えた。豆の粉とフィルターをセットしてコーヒーを抽出できるようにする手動式エスプレッソマシンの販売量は15%増加した。バリスタのようにお湯を細かく続けて注ぐことができるドリップ専用ポットのハンドドリップポート(9%)、さまざまなコーヒー豆(12%)、手で直接豆を焙煎する手動ロースター(8%)も販売量が増えた。特にティーバッグの形で容易にドリップコーヒーを楽しめるドリップバッグコーヒーの販売量は73%も伸びた。同じ期間にコーヒーミックスの販売が35%減少したこととは対照的だ。

オークションのイム・ジョンファン マーケティング室長は、「最近コンビニでもドリップコーヒーを楽しむことができるほどコーヒー文化が上方平準化して、ミックスコーヒーに慣れていた中年男性の好みも自然に変わった」と説明した。
  • 毎日経済_ペク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-11-17 17:18:16




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