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ソウルの小さな博物館旅行(1/4)

博物館に行く楽しみ四種類 

  • ソウルの小さな博物館旅行(1/4)
博物館は人の心を温かくしてくれる。そしてイグルー博物館に入っても心が温まるのは、そこにあるありとあらゆる博物(広い博、万物の物)に人類の手の動きと息遣いが生きているからだ。博物館旅行は見どころとともに、文化的知識も探究できる機会を与えてくれる。ソウルにも数多くの博物館がある。2月が終わる前に必ず一度行く価値のある所を14か所紹介する。

博物館に行く楽しみ4種

一番目、そこはファンタジーの世界だ

博物を集めた人や主体は分かるが、実はそれらを作った人は分からない場合が大部分だ。背景になる時代または空間と、今日の自分がなんの関係もないことも、博物館をファンタジー空間にしてくれる理由だ。しかし博物館に展示されている物に情感が湧くのは、それがこんにちの文明と大きく変わらず、そんな博物が進化して今日の世界を作ったという連結性のためだろう。それゆえに博物館に行って深刻なほど真剣になる必要はないが、うわの空で見て回ったり、探究欲を失ってはいけない。

博物館に行くとメモをする人たちをありふれて目にするが、案内配布資料があるのに直接メモする理由は、今日出会った博物を自分の知識にしようという考からだ。とくに子どもたちと一緒に行く場合、メモの必要性はさらに高くなる。博物館へ行く前に、ウェブサイト訪問を通じて事前に知識を習得すれば最高の観覧客になれる。好奇心から始め、訪問し、メモしながらそこの主題を自分のものにした時、はじめてファンタジー空間としての博物館旅行は成功するのだ。

二番目、そこはアナログ文化のオアシスだ

2012年、平均的人生を生きる人たちの日常は、スマートフォンから始まりスマートフォンで終わる。スマートフォンで目を覚まし、出勤時間にスマートフォンでEメールを確認し、その中でSNSをシェアし、出勤すればパソコンの前に一日中座っているか、タブレットPCを持ち歩いて仕事をする。

この時間ともなれば目が疲れ頭痛が起こるのは当然のこと。人は誰でも五感が生きていなければならないが、それはやはり実体を通じてののみ可能だ。博物館には実体が存在する。すべての博物館で五感を感じることはできない。ぜいたくするのは視覚あるいは触覚だ。主題によって嗅覚と味覚、聴覚を楽しむことができる。重要なのはIT世間を生きながら逃しやすい感性と感覚を、その場所で充填できるという点だ。

三番目、創造的インスピレーションを授かることができる

国立博物館や市立博物館のように、税金をいっぱい使って作られた所を含むすべての博物館は、「ある収集家の努力」があったので存在が可能だった。あるいはまた、大部分の博物館は「お?そんなものもあるのか?」と虚を突かれるようなきらめきを感じさせる主題がある。チョコレート博物館、セックス博物館、アフリカ博物館、セッテ(鍵)博物館、木偶博物館、フクロウ博物館などに接すると「そんなものまで博物館の素材になるんだな」と考えさせられる。博物館自体がアイデアの産物だからだろうか?博物館巡礼を趣味にする人の大部分は‘そこで受ける一番大切なことはまさに霊感’だという。

四番目、博物館がデートコースの中心になっている

済州島に博物館が多いのは、済州島を訪れる旅行者が多いからだ。旅行の動線に博物館をひとつくらい入れるのもよい。そこで済州島の中文に行ったついでに「テディベア博物館」にも行ってみる、テベク山に行ったついでに「ソクタン博物館」に立ち寄るわけだ。ソウルの博物館も光化門や北村、大学路など、旅行を目的とする流動人口が多い所に主に位置している。したがって、博物館に行けば周辺にまた異なる旅行地、散歩道、公演場、人気店などにも出会いやすい。そこでデートコースの中心を博物館にするカップルが多いわけだ。博物館に入ってひそやかに話しながら趣向の共感を生み出し、周辺の旅行地を歩いて人気の店に入り、幸せを感じて愛も大きくなる。
  • Citylife_イ・ヨングン(旅行記者)/写真=各博物館
  • 入力 2012-02-15 12:00:00




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