トップ > カルチャー > 韓国探訪 > ソウルの小さな博物館旅行(3/4)

ソウルの小さな博物館旅行(3/4)

博物館に行く楽しみ四種類 

加陽洞「キョムヂェ・ヂョンソン博物館」


  • ソウルの小さな博物館旅行(3/4)
「眞景山水画風」で韓国でずば抜けて迫真感あふれる作品を描き出したキョムヂェ・ヂョンソンを称える記念館だ。多様な文化芸術行事と企画展示、セミナーなどで市民らにキョムヂェの芸術世界をより易しく伝える役割をしている。子どもたちにも易しく観覧できる展示施設があり、キョムヂェ・ヂョンソンの生を照らし出す空間でもある。絵画と典籍類を含んだ合計51点の遺物が展示されている。記念館の位置する江西区はキョムヂェと深い因縁がある所でもある。キョムヂェが65歳から70歳までの5年間を、今のカンソグにあたるヤンチョン縣令に在職したからだ。彼は市江西区一帯を中心に漢江沿いの名勝地を主に画幅に入れたが、この時期はすでに完成された眞景山水画がさらに円熟した時期で、ここで「京郊名勝帖」「陽川八景帖」などの記念碑的な力作を残した。3月11日までキョムヂェ・ヂョンソン明日の作家賞2011年度受賞者アン・ヂョンイムの「山手游覽」展が開かれている。

観覧料:大人1000ウォン、小中高生または軍警500ウォン
毎月2週目、4週目土曜日、旧正月、秋夕前後日、子供の日、3.1節、光復節、開天節は無料入場
利用時間:火~金曜日 10:00~18:00 土日 10:00~17:00
1月1日、旧正月、秋夕、毎週月曜日休館
位置:地下鉄9号線 陽川郷校駅駅1番出口400m近辺
住所:ソウル市江西区加陽1洞243-1
周辺旅行地:陽川郷校、ホジュン博物館、陽川郷校近辺グルメストリート
問い合わせ:02-2659-2206
http://jeongseon.gangseo.seoul.kr

南山洞「草田繊維キルト博物館」


  • ソウルの小さな博物館旅行(3/4)
草田(チョヂョン)繊維博物館は韓国の伝統衣装とポジャギ、海外キルト(quilt)作品などを展示している繊維芸術博物館だ。韓国編物の名匠1号として指定されたキム・スニ館長が1998年に設立した。「チョヂョン(草田)」は草原という意味で、キム・スニ館長の雅号であり、彼女が生まれた場所の地名でもある。消えゆく韓国伝統パッチワーク技法を伝承し、韓国繊維芸術の世界化を目標に設立された。韓国の生活伝統がぷんと漂うポジャギ、伝統衣装と海外キルト作品、縫い物体験と世界の民俗衣装人形、朝鮮王朝の宮中衣装特別展などを観覧することができる。体験行事は20人以上の予約で開催される。

観覧料:大人5000ウォン
利用時間:月~土曜日 10:00~17:00 土日 10:00~17:00 
日曜日、祝日は休館
位置:地下鉄4号線明洞駅3番出口パシフィックホテル右側の道入って300m
住所:ソウル市中区南山1街20 チェイル文化院
周辺旅行地:ナムサンケーブルカー、明洞
問い合わせ:02-753-4074
www.jculture.co.kr/museum

三清洞「国立民俗博物館」


  • ソウルの小さな博物館旅行(3/4)
景福宮前に位置する国立民俗博物館はわが先祖たちの人生から、こんにち私たちの日常生活に至るまでの生活文化を研究し、関連文化財を収集・展示する空間だ。3カ所の常設展示館に行くと韓民族生活史、韓国人の日常、韓国人の一生を見ることができる。韓民族生活では、私たちの人生の基盤を掘り起こした人々と、彼らが作り上げた歴史の痕跡を見ることができる。韓国人の日常では朝鮮時代の人々の生活する姿を、韓国人の一生では冠婚葬祭など、わが国の人々が暮らしながら経験した生涯の過程もひと目で確認できるようにした。それ以外に伝統服飾や地域別の民俗文化、伝統楽器など、韓国民俗に関してさらに幅広く扱う企画展示展も備える。

観覧料:無料(景福宮入場料大人3000ウォン、満18歳以下無料)
利用時間:2月まで10:00~17:00 3月から10月まで10:00~18:00 毎週火曜日休館
位置:景福宮北洞側(三清洞方向)
住所:ソウル市鍾路区三清路37
周辺観光地:景福宮、北村、仁寺洞、光化門広場
問い合わせ:02-3704-3114
www.nfm.go.kr

峴底洞101番地「西大門刑務所歴史館」


  • ソウルの小さな博物館旅行(3/4)
民族独立運動を行った愛国志士たちが投獄された刑務所だ。1945年8月15日、光復を迎える前まで愛国志士たちが投獄され拷問を受けた胸の痛む歴史の場所だ。西大門刑務所は現存する建築物の中で唯一の日本風木造建物だ。死刑場の入り口には空高く寂しく育つポプラの木がある。死刑場に入る死刑囚たちが掴んでしばらく痛哭したといい、痛哭のポプラと呼ばれている。1階の映像室と企画展示室、2階の民族抵抗室、刑務所、歴史室、獄中生活室の展示空間をあまねく見て回り出てくると、カン・ウギュ、アン・チャンホ、ユ・グァンスン烈士など殉国烈士の名前を記録した追悼碑が目に入る。1995年、西大門独立公園として聖域化事業を開始、1998年11月5日西大門刑務所歴史館として開館した。

観覧料:大人1500ウォン、青少年、軍警1000ウォン、子供500ウォン
利用時間:2月まで10:00~17:00 3月から10月まで10:00~18:00
毎週月曜日、祝日の翌日休館
位置:独立門交差点
住所:ソウル市西大門区ウィジュ路247(峴底洞101番地)
周辺旅行地:独立門、イワン山、ヨンチョン在来市場
問い合わせ:02-360-8590
http://www.sscmc.or.kr/newhistory/index_culture.asp
  • Citylife_イ・ヨングン(旅行記者)/写真=各博物館
  • 入力 2012-02-15 12:03:00




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア