トップ > カルチャー > さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる

さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる


SNSでコミュニケーションする2030世代はインスタグラムにアップロードする特異なデザート、きれいな空間を求めて彷徨する。味も重要だが見る楽しみも問う厳しい彼・彼女らの視線をとらえた異色インテリアのカフェが話題だ。

若い層が頻繁に訪れる「インスラマーブル(Instagrammable/インスタグラムで共有すべき情報)」なカフェの共通点は、コーヒーの味とデザートに対するビジュアルだけでなく、魅力的なインテリアが必須だ。やや高価で距離が遠くても、心理的な満足感を得ることができれば果敢に投資する「プラセボ(placebo)消費」が成り立つからだ。

● 「カフェメゾン・ド・ハン」

  • さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる
  • 江東区城内洞に位置した「カフェメゾン・ド・ハン」。韓屋のインテリアで有名だ。 写真=キム・スヨン研修記者


ソウル市江東区城内洞にある韓屋コンセプトのカフェに入ると、最初にコムンゴとカヤグムが目に入る。都心の中のヒーリングスペースを標榜している「カフェメゾン・ド・ハン」は、カフェ全体がヒノキやマツなどの自然素材で造作されたエコカフェだ。カフェ全体にほのかなコーヒーの香りと木の香りが染み出て、心が落ち着いていくのを感じた。

  • さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる
  • 座卓や4つのテーマで装飾された障子紙など、あちこちで韓屋の趣を感じることができる。 写真=キム・スヨン研修記者


縁側の上の座卓と椅子、空間ごとにデザインが異なる障子紙、韓屋の居室を模したショールームなど、カフェのあちこちで韓屋の趣を感じることができる。照明や椅子などを活用し、現代的な要素も加味した。

カフェメゾン・ド・ハンのキム・ヂェサン代表は、「韓屋がこれまで持っている雰囲気から脱皮しようと、あちこちにモダンな感じのインテリアを組み合わせた」とし、「若い層のあいだで人気」だと説明した。キム代表は「カフェデザインの設計時から韓屋というテーマに焦点を合わせた」とし、「私たちの楽器や文化に容易にアクセスできる方法を考えたところ、国楽公演をすることができる空間を作って舞台を提供することもある」と付け加えた。

● コーヒーナップロースターズ

  • さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる
  • 麻浦区延南洞の「コーヒーナップロースターズ(Coffee Nap Roasters)」。線路に沿って歩いていると現れる。 写真=キム・スヨン研修記者


インスラマーたちのホットプレースで、延南洞でもさいきん人気を集めるところ。麻浦区延南洞の「コーヒーナップロースターズ」だ。ここを訪れた5日午前、線路の横にぽつんとある多少とんでもない位置にもかかわらず人々の足が絶えなかった。すっきりとした窓の外に見える、しとしとと降る雨はむしろ風情をかもし出した。

  • さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる
  • 室内の座席がレンガで装飾された「コーヒーナップロースターズ」。 写真=キム・スヨン研修記者


座ったところがそのまま自分の席になる、独特のインテリアが目をひきつける。コーヒーナップロースターズが有名になった理由も、まさにこのインテリアだ。室内の座席はレンガで構成されており、屋根の上に座っているような感じを与える。

ここの常連という会社員のムンさん(仮名、25)は、「週末の朝にオープンするやいなや行っても、すでに人がいっぱいいる」とし、「レンガの上に座ったり横になって認証ショットを撮る人が多く、順番を待つこともあった」と言う。それとともに「席がちょっと不便だけど、ここだけの雰囲気だからよく来る」と付け加えた。

● 「カチ花房」

  • さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる
  • 鍾路区鐘閣駅近くの「カチ花房」。フラワーカフェというコンセプトで人気を集めている。 写真=キム・スヨン研修記者


鍾路区の鐘閣駅近くに所在するあるフラワーカフェもまた、外観からして平凡ではなかった。店頭の入口では色とりどりの花が人目をパッと引き寄せる。まるで温室の中のような「カチ花房」は、店の内外ともに林の趣を感じることができる色や小物を選んでインテリアにした。直接製作した手作りのデザートの横の可愛らしい多肉植物が、童話の中に入ったような雰囲気をかもし出した。

  • さいきん話題の異色インテリアのカフェに行ってみる
  • 様々なデザートと飲み物だけでなく、植物も販売している。 写真=キム・スヨン研修記者


生花やドライフラワーなどを直接販売して、カフェの一角ではフラワーレッスンを進めたりもする。カフェ「カチ花房」を中心にネイルショップ「ウィッチネイルズ」、ビューティーショップ「スキンイズグッド」など、「ウォッチガーデン」という複合文化空間内に2030をターゲットとしたさまざまな空間が設けられている。

大学生のファン・ソクフンさん(26)は、「インスタグラムで既に有名なところなので、訪れることになった」とし、「花を背景に撮るなんて、どの角度から撮っても写真がうまく出てくる」と微笑みをこぼした。
  • デジタルニュース局_キム・スヨン研修記者
  • 入力 2018-10-05 17:35:54




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア