コン・ユ&チョン・ユミ主演「82年生まれ、キム・ジヨン」原作小説の邦訳が12月刊行決定!

防弾少年団・RM 、 少女時代・スヨン、 Red VelvetRed アイリーンも読んだ注目小説 

人気俳優コン・ユと人気女優チョン・ユミが出演を発表した映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の待望の邦訳が、2018年12月8日に筑摩書房より刊行されることが決定した。韓国で100万部が売れた注目度No.1の小説がついに日本へ上陸する。

『82年生まれ、キム・ジヨン』ってどんな小説?

原作小説『82年生まれ、キム・ジヨン』は2016年10月に韓国で刊行。

キム・ジヨン氏(韓国における82年生まれに最も多い名前)の誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児までの半生を克明に回顧していき、女性の人生に当たり前のようにひそむ困難や差別が淡々と描かれている。そして彼女はある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したように振る舞い始め…。彼女を抑圧しつづけ、ついには精神を崩壊させた社会の構造は、日本に生きる私たちにも当事者性を感じさせる部分が多数だ。

Red Velvetのアイリーンが読んだことでも話題に!韓国での反響

韓国ではその共感性の高さから、国内だけで100万部という異例の大ベストセラーとなった。K-POPアイドルなど影響力のある芸能人が度々話題にしたことでも注目を集め、その度にファンからは賛否両論が起こっている。中でも代表的な例は、2019年1月に初の日本アリーナツアーを控えたRed Velvetのアイリーンが、本書を読んだとファンイベントで発言するや、一部の男性ファンがアイリーンへ誹謗中傷をしたことでネットやSNS上で大炎上となったことだ。

防弾少年団(BTS)のRMや少女時代のスヨンも本書について言及しており、さらには韓国の国会議員が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任記念に「女性が平等な夢を見ることができる世界を作ってほしい」と手紙を添えてプレゼントするなど、国全体に及ぶ社会現象を巻き起こしている。この反響からついに映画化にまでなった本作。影響と話題はまだまだ続きそうだ。

  • 本国版『82年生まれ、キム・ジヨン』



映画化情報

主人公キム・ジョンを演じるチョン・ユミとその夫役、チョン・デヒョンを演じるコン・ユは『トガニ幼き瞳の告発』『新感染ファイナル・エクスプレス』に続き、3作目の共演となる。監督は『自由演技(原題:자유연기)』でソウル国際女性映画祭「アジア短編コンペティション部門」作品賞とミジャンセン短編映画祭「非情城市(社会的観点を扱った映画)部門」最優秀作品賞と観客賞を受賞したキム・ドヨン監督が手がけ、クランクインは2018年上半期に予定されている。

韓国に生まれた女性の一生を正面から描いた本作は、韓流カルチャーに興味のある方々には必読の一冊だ。

書誌情報

タイトル:『82年生まれ、キム・ジヨン』
著者:チョ・ナムジュ
訳者:斎藤真理子
刊行日:2018年12月6日配本12月8日発売
価格:本体1500円+税
判型:四六版並製
ページ数:192ページ
ISBN:978-4-480-83211-5
解説:伊東順子
装丁:名久井直子
装画:榎本マリコ

帯推薦文

女性たちの絶望が詰まったこの本は、
未来に向かうための希望の書。
――松田青子

著者プロフィール

  • チョ・ナムジュ

1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。卒業後は放送作家として社会派番組のトップ『PD手帳』や『生放送・今日の朝』などで時事・教養番組を10年間担当。2011年、長編小説『耳をすませば』で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。フェミニズムをテーマにした短篇集『ヒョンナムさんへ』(タサンチェッパン)に「ヒョンナムさんへ」が収録されている。
『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。大ベストセラーとなる。2018年『彼女の名前は』(タサンチェッパン)刊行。
  • もっと! コリア編集部
  • 入力 2018-11-05 11:00:00.0