スニーカーで金を稼ぐミレニアルたち

「スニーカーテック(スニーカー+財テク)」流行 

  • ナイキ「sacai×Nike LDWaffleブルー」



会社員キム・ジフン氏は毎日、スポーツブランド「ナイキ」と「アディダス」ホームページに入って新製品のドロー(Draw/くじ引き)とラッフル(Raffle/抽選くじ)に応募する。去る5月に当選した「ナイキsacai×Nike LDWaffleブルー」を17万9000ウォンで購入しm三か月後はオンラインスニーカー取引プラットフォームで110万ウォンに転売した経験からだ。当時、取引きでキム氏が得た収益はなんと550%。手ごろな価格のSPA(製造・流通一括型ファッション)ブランドの服を着ても、高価なスニーカーを買う理由がここにある。

「スニーカーテック(スニーカー+財テク)」が1980年代初頭から2000年代初頭生まれの「ミレニアル世代」の新たな投資手段として脚光を浴びている。

オンラインスニーカー取引きプラットフォーム「XXBLUE(エックスエックスブルー)」を運営するソウルオークションブルーによると、加入者1万人のうち95%が14~34歳の若い層が圧倒的だった。最近、このプラットフォームで価格上昇率が最も高かった製品は、今年5月に23万9000ウォンで発売された「ナイキTRAVIS SCOTT AIR JORDAN 1」(260サイズ)限定で、最近の相場は240万ウォンに急騰した。ソウルオークションブルーの関係者は、「ナイキと有名デザイナーがコラボレーションしたスニーカーの限定版は通常の店舗で購入することができず、抽選で少量販売されるために価格は上がるしかない」とし、「2030世代だけでなく、中・高校生までがスニーカーに投資している」と語る。

  • ナイキ「Waffle Racing Flat」



かつては毎年数十万ウォンずつ価格が上がった高級ブランド「シャネル」のようにナイキスニーカー限定版も、時間が経つほど価値を加える。去る7月、ニューヨークのサザビーズオークションでナイキのスニーカー「Waffle Racing Flat」が予想価格の2倍を遥かに越えた43万7500ドル(約5億2263万ウォン)で落札された。ナイキの共同創業者であるビル・バウワーマンの妻のワッフルマシンを利用して作られたワッフル柄の靴底が付いたランニングシューズで、1972年のミュンヘンオリンピック予選に出る陸上選手たちのために12ペア限定で製作された。このスニーカーを落札したカナダの投資家マイルズ・ナダルは「クラシックカーのように、限定スニーカーの価値はずっと上がり続けるだろう」と予測した。

若者たちのスニーカー再販売ブームは世界的な傾向だ。投資銀行コーヘン・アンド・カンパニー(Cohen & Company)は、2025年までに全世界で60億ドル(約7兆1634億ウォン)規模のスニーカー再販市場が形成されると推定した。実際、米国のスニーカー取引プラットフォーム「ストックエックス(Stock X)」はローンチ3年めで1兆ウォン以上の価値を持つ会社に成長した。中国のスニーカー取引プラットフォーム「トク(毒APP)」は最近、機関投資家から1億ドル(約1194億ウォン)を投資受けることに成功した。中国の若者の間では、投機性の株式売買を指す「チャオグ(炒股)」に由来した投機スニーカーマーケティング「チャオシェ(炒鞋)」という新造語が出るほど熱気が熱い。

国内ではソウルオークションブルーが先月ローンチしてから1カ月で加入者1万人を超えた。しかし国内の中古取引サイトでは、非正規の偽造製品が流通するケースも少なくない。特にナイキとアディダスなどの人気ブランドのスニーカーはモデルが多様なだけに偽造が多く、被害が頻繁に発生している。
  • 毎日経済_チョン・ジヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-10-09 10:29:50