韓国若者世代に「一点豪華主義」

不況期の消費の2つの顔 

大学生のキム某氏(23)は、いわゆるコンビニ(ピョニジョム)とデパート(ペクファジョム)を行き来きする「ピョンベク族」だ。コンビニで700ウォンの「ハム・ツナ・マヨおにぎり」で昼食を解決する。 8000ウォンのソルロンタンにも金を惜しむ。他の生活必需品も価格比較アプリを動員し、最も安い製品を必要なときにだけ購入する。

「チャンドリ(ケチ)」だが、ある瞬間に態度が急変する。デパートでは一足100万ウォンを超える「Off-White(オフホワイト) 」スニーカーを迷いなく購入する「名品族」だ。キム氏のように不況の中で生活必需品の消費を極端に抑えながら、贅沢品など個人的に価値を置く製品には思い切って金を使う「ピョンベク族」が新しい消費トレンドとして浮上している。

流通業界では彼らに注目し、不況を突破する機会にするために全力を尽くしている。デパートは顧客を誘引するために高級品売り場を拡大し、VIP顧客への進入基準も下げている。コンビニやスーパーでは「最低価」「激安特価」などを前面に出してカソンビ(価性比)マーケティングを強化している。このようななかで、超低価でもなく高級でもない中途半端なものは比較的きらわれている。

8日の新世界百貨店によると、今年の1~10月のブランド品の売上げは、前年同期比で31.6%増加した。その中で20代の消費者のブランド品売上げは、同じ期間で84.4%も爆発的に成長した。新世界の関係者は、「20・30代の名品消費者をターゲットにしたレッド等級のVIP消費が百貨店の全体売上高のうちで30%を占めている」と述べた。

デパートの名品売上げの伸びをリードしているのはBALENCIAGA、GUCCI、Off-Whiteなど、いわゆる「ヤングラグジュアリー」ブランドだ。

現代デパートの関係者は、「ヤング高級ブランドの靴と衣料品などは100万ウォン台を超える」とし、「ブランド品はオンラインよりもオフライン売り場で、実物商品を実際に見て購入するケースが多い」と説明した。デパート業界によると、20・30代は5万ウォン未満のジーンズを売るSPAブランドで基本アイテムを購入し、ファッションスタイル全体のうちの1つあるいは2つの逸品でポイントを付ける傾向が目立つ。基本的に服は安いものを着るが、バッグや靴などのうちでひとつは高級品を使いたいという消費者心理からだ。すべてを持つことはできないので、あれこれ放棄しなければなら「Nポセデ(N抛世代)」が自分だけの「ソファクヘン(小確幸/小さいながらも確実な幸せ)」を追求する「消費の二つの顔」だ。
  • 毎日経済_キム・ギジョン記者/イ・ユンジェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-11-09 19:28:42