スマホ時代…人気のお菓子が「片手サイズ」に変身



大学生のAさんはいつもスマートフォンを握っている。公共交通機関を利用する時はスマートフォンでゲームをして、寝る前にはソマホでYouTubeの動画を見る。食事する時も片手で料理を口に入れて、もう一方の手ではスマートフォンで最新のニュースを読むことが日常になった。 Aさんは「どの瞬間にもスマートフォンを放すことができないので、今は両手を使わなくても食べられるものを探すようになった」と言う。

最近、食品業界に「ワンハンドフード(One-hand Food)」の風が吹いている。スマートフォンを手放さない人が増えるにつれて器もスジョ(匙と箸)も必要なく、片手で食べることができる食品がヒットすると分析される。このことから各製菓メーカーは既存の人気商品のサイズを減らすか、または終了した小容量のスナックを再出荷するなど、先を争ってワンハンドフードのラインナップを増やしている。

30日、コンビニ「CU」によると昨年の代表的ワンハンドフードの調理パン(ハンバーガー、クレープ、トーストなど)の売上げは前年よりも21%増えた。これは2017年と比較した2018年の売上げ増加率(13.4%)よりも8%ポイントほど高い数値だ。コンビニ「GS25」が今年初めに発売したデザート飲料「DEEA PUDDING(ディアプリン)」は一週間で10万個以上が売れて、一気にチョコレート飲料部門の売上げ1位に上がった。また別のワンハンドフードの「デルモンテ・ファインスティック」は昨年8月に発売された後、一日平均で1万個以上が売れる人気商品として定着した。オートミールなどの粉末を乗せて飲む代用食事の「Labnosh」シリーズも、2018年の出荷序盤にくらべてここ3ヶ月間の売上げは84.3%増加した。

ワンハンドフードが脚光を浴びつつ、製菓業界の動きも忙しくなった。既存のスナック製品は袋の中に手を入れてつまむ必要があるために手に汚れがいっぱいつく。このことから、製菓各社は手が汚れるという欠点を補うために、袋のままで食べられる小包装の製品を出荷している。オリオン製菓の「チキンポップ」が代表的だ。オリオンは2016年の製造工場の火災でチキンポップの生産を中止したが、消費者の相次ぐ要求で昨年2月に再出荷した。チキンポップは再販売後の10ヶ月ぶりで累積売上げ192億ウォンを達成し、オリオンの「親孝行」商品になった。

ロッテ製菓は既存の「三角コーン」製品の幅を60%せまくした「三角コーンPLAY」を昨年9月に発売した。袋を入れ物に見立てて、片手で持ったまま飲むように食べることができる「三角コーンPLAY」は3ヶ月間で110万個ほど販売された。クラウン製菓は昨年7月の「クルタンコントゥムプクキャラメルコーン」に続き、11月に「チョリポンマシュマロ」をポケットサイズにして発売した。農心(ノンシム)は人気製品である「バナナキック」「インディアンパプ」などを小さいサイズで発売し、カソンビ(価格対性能比)と利便性の両方を手にした。特に「ミニバナナキック」は袋のほか、製品自体のサイズも一口で食べやすいように作った。コンビニ「セブンイレブン」は昨年初めは一種類に過ぎなかった小容量のワンハンドスナックを現在は11種まで増やした。

ワンハンドフードが注目されるのは、韓国にだけある現象ではない。日本の日本経済新聞で発行するスタイルマガジン「日経トレンディ」は2019年の下半期の食品のキーワードのひとつに「ワンハンドミール(One-hand Meal)」を選定した。
  • 毎日経済_シム・ヒジン記者/カン・ミンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-30 19:47:47