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ハルパ / ハルマ:할빠 / 할마


ハングル:할빠 / 할마

ハングル発音:ハルパ / ハルマ

意味:孫を育てる祖父、祖母

解説:ハルパ(할빠)はハラボジ(할아버지、お祖父さん)とアッパ(아빠、お父さん)の合成語、孫を育てる祖父のことだ。

ハルマ(할마)はハルモニ(할머니、お祖母さん)とオンマ(엄마、お母さん)の合成語、育児を担当している祖母を指す。

ハルパとハルマは黃昏育児族に分類される。

ハルパとハルマが新造語として定着するほど、人生の黄昏期に余裕を持って過ごすべき高齢者が、孫の世話をするために最後の人生を捧げている。孫たちの可愛い姿を見るためではなく、ただ自分の子供への愛情から、骨の折れる苦労を甘受しているのだ。

黄昏育児族が増えている理由はひとつだ。共働き夫婦が増加したためだ。2012年現在、韓国の共働き夫婦は約510万世帯ほどで、このうちの半分以上が祖父母に子供を預けて出勤している。

2009年には祖父母に子供を預ける夫婦が33.9%だったが、2012年には50.5%に増え、現在ではより比重が多くなったと推定されている。ハルパ、ハルマが孫の世話をする時間は5~6時間が40.8%、7~8時間が18.5%というアンケート調査結果があるが、実際には、ハルパ、ハルマの働く時間には退勤もなければ週末もない。

虚弱な高齢者が子供の世話をするため、腰、肩、膝、腕など、痛くないところがない。これをソンジュビョン(손주병、孫病)と呼ぶ。

共働き夫婦が子供を預ける親を類型別にみると、一緒に住んでいない母方の祖父母が35.2%で最も多い。嫁いだ娘の代わりに孫、孫娘の世話をすることで、義理の息子に贖罪する気持ちも少し混じっているようだ。

お金の多い高齢者は、直接子供の世話をする代わりにベビーシッター(保姆)を雇う費用を出してあげたり、子供の服やおもちゃを買うことで補償する。このような高齢者もハルパ、ハルマと呼ぶことができるのかについては​、やや疑問が残る。

  • ハルパ / ハルマ:할빠 / 할마
  • < 黃昏育児の類型別分布度 >

  • Lim, Chul
  • 入力 2015-09-21 00:00:00




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