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TWICEツウィではなくツウィを取り巻く人々の過ちと課題


  • TWICEツウィではなくツウィを取り巻く人々の過ちと課題
満16歳であるガールズグループTWICEのツウィが台湾独立を支持する政治的カラーを打ち出した?中国人たちのオーバーで拡大解釈だ。しかし、ツウィが台湾国旗(青天白日満地紅旗)を韓国の放送で振ったことは、このようなオーバーとは分離して考える問題だ。

ツウィがMBC芸能プログラム『マイリトルテレビジョン』にて台湾国旗を振ったことと関連して、中国のネチズンたちはツウィとJYPエンターテイメント(以下、JYP)に向かった非難を止めず、これにJYPはTWICEの中国活動を暫定中断することでひれ伏した。巨大市場である中国を諦めることはできない状況で出された苦肉の策だ。

この態度についてJYPに向かう国内のネチズンたちの非難も高まっている。ツウィが政治的カラーを打ち出したという中国人たちの主張自体が困惑するものなのに、JYPが中国にとても低姿勢に見えるというものだ。正しい言葉でもある。ここにツウィの直接的な謝罪を要求する中国ネチズンの求めにJYPが応じる場合には、恐らく国内のネチズンたちの非難はいっそう強くなるだろう。

しかしツウィが政治的カラーを打ち出したという中国ネチズンたちの拡大解釈が収まれば少し話しが変わる。台湾国旗は中国と台湾どちらにも敏感な話だ。ツウィが自分の国の国旗を振っただけなのに、それが何の問題なのかという「韓国ネチズン」の主張はどこまでも韓国人の考えに過ぎない。

2013年に台湾歌手の張懸が英・マンチェスター大学で開いた自身のコンサートにて台湾国旗を掲げて論難となった。結局、台湾政府が鎮火に立ち上がったが、北京公演は中止となった。2012年のロンドンオリンピック当時には台湾国旗がロンドン市内の中心街に掲げられたが中国側の抗議によって下ろされ、再び台湾側の抗議によって一日にして台湾国旗ではなく台湾オリンピック旗を掲げることで事態はひと段落したこともあった。

それほどに台湾国旗を掲げるという行為は中国と台湾両国には敏感な問題だ。

このような中国と台湾の対立はツウィの今回の事案がツウィ個人に責任を持たせるものではなく、敏感な歴史に対して認識できなかったJYPとMBC『マイリトルテレビジョン』制作陣に解明させねばならないという主張が大きくなっている理由でもある。

ここから一歩踏み出して、韓国の大衆文化が単純に韓国ではなく「韓流」という名前で世界のあちこちに広がっていく状況において、関係者たちも歴史と文化に対する認識をより悩まねばならないということを今回のツウィ事態が投げかけたと見ることが出来る。
  • MBNスター ユ・ミョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-01-15 12:56:50




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