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「もう一度私のもとへ」ドラキュラ キム・ジュンスが見せる至極の愛

ミュージカル「ドラキュラ」 

  • 「もう一度私のもとへ」ドラキュラ キム・ジュンスが見せる至極の愛
「シャキュルが帰ってきた」

26日午後3時、ソウル中区世宗路世宗文化会館でミュージカル『ドラキュラ』(デビット・スワン演出)ハイライト試演および記者懇談会が開かれた。JYJメンバーのキム・ジュンスは昨年の初演に続き再演までもドラキュラとして参加することとなった。真っ赤なヘアスタイルで破格変身を試みたキム・ジュンスはこの日のハイライト試演にてすさまじいエネルギーを溢れ出して視線を集中させた。

この日公開された部分はドラキュラの話しを聞いたミーナ(イム・ヘヨン扮)がドラキュラとの運命的な縁を直感するシーン、ドラキュラがミーナに向かい哀切な気持ちを打ち明けながら、ジョナサン(チン・テファ扮)のもとに向かおうとするミーナを止めるシーンだった。キム・ジュンスは自身だけが持っている声で感情をさらに極大化させ、一瞬にして感情移入する姿で視線を集めた。

ハイライトはもちろん『Loving You Keeps Me Alive』だった。この曲はキム・ジュンスが再演前のインタビュー映像にて推薦曲として挙げた歌。当時キム・ジュンスは「この曲を舞台の上で歌うことができるというだけでも、この作品の中で幸福ということを感じることができると思いました。この曲だけで、この作品に飛び込みました。たった3分しか歌っていないのに1秒で嵌りました」と明かしている。

推薦者キム・ジュンスにとってこの曲は決め手となる武器と違いなかった。「あなたは私の生きる理由/私を生かした初恋/あなたは私だけの息吹/癒えることのない私の傷/あなたの本心から目を背けずに/私のもとへ/あなたをはじめて見た瞬間/すべてが変わってしまった/もう一度私のもとへ/私と踊りましょう」という歌詞はキム・ジュンスと出会い、より激しい感情を吐き出し、今すぐにも涙がこぼれおちそうな瞳が彼の心を語っていた。

キム・ジュンスは進化している。ひとつ年を重ね、愛に対する感情もまたより深まった様子だ。キム・ジュンスは『ドラキュラ』の中のドラキュラについて、誰よりも普通の愛を望み、誰よりも純粋な人物だと話した。400年間一人の人だけを愛することができた勇気、そしてその哀切さ。キム・ジュンスではない「シャキュル(XIA+ドラキュラ)」の『Loving You Keeps Me Alive』はこうして胸に食い込んだ。

彼は明らかに『ドラキュラ』にて奇妙な感情を感じた。そしていつになったとしても、この作品をもう一度やりたいと話した。6年前『ドラキュラ』が公演される世宗路世宗文化会館にて『モーツァルト!』でミュージカル俳優として一歩を踏み出したキム・ジュンス。『天国の涙』、『エリザベート』、『December』、『デスノート』そして『ドラキュラ』まで進むこととなった彼の肩が重い。より重くなる、そんな時代となった。
  • シックニュース チェ・ミンジ記者 / 写真=イ・ミファ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-01-26 17:31:00




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