トップ > エンタメ > スターフォーカス > 「太陽の末裔」撮影場所は?…新たな韓流観光地となるか

「太陽の末裔」撮影場所は?…新たな韓流観光地となるか


  • 「太陽の末裔」撮影場所は?…新たな韓流観光地となるか
KBS2水木ドラマ『太陽の末裔』の撮影場所はどこだろうか。

全国視聴率30%を突破して韓国を超え世界的な人気を集めているドラマ『太陽の末裔』に対する関心が日に日に高まっている。

中でも放送後にはポータルサイトのリアルタイム検索語を掌握するほどに多くの関心を集めているのはソンソンカップル(ソン・ジュンギ-ソン・ヘギョ)のケミはもちろん、ドラマの背景となった「ウルク」だ。「ウルク」という仮想の国家を背景に繰り広げられる異色的な風景と実際を彷彿とさせるリアルな雰囲気のためだろう。

制作陣によると、『太陽の末裔』の中の特戦司令部アルファチームとヘソン病院医療奉仕団が「ウルク」に滞在しているテベク部隊のオープンセットは海外ではなく、江原道太白(テベク)であるという事実が伝えられて新たな韓流観光地に浮上するのではないかという期待感も高まっている。

制作陣は最適なセットを探すために、プリプロダクション段階から刻苦の努力をし、全国各地を巡って『太陽の末裔』に合った地域を探し出した。その結果、江原道太白市に位置する東部地方山林庁管轄の旧韓宝炭鉱地を最終的に選んだ。

制作陣が2008年に廃坑したこの地域を最高の撮影地に選んだ理由は大きく分けて3つだ。

まず最初の理由は広大な空間だった。作品の中で特戦司令部アルファチームの兵舎の建物とヘソン病院医療奉仕団のメディキューブ、そしてウルクの特色を生かすことができる建物を一箇所に収める空間が必要だった。韓宝炭鉱地はすべて一箇所に置くことができる場所として最適だった。

二つ目はドラマにヒューマニズムを吹き込む核心場所である発電所崩壊シーンを撮影したサムタンアートマイン(Samtan Art Mine)と隣接している地理的特性だった。旧廃坑施設を利用した韓国初の文化芸術鉱山であるサムタンアートマインは江原道旌善(チョンソン)郡に位置しており、太白に位置したオープンセットと移動時間を節約できるだけでなく、廃坑が持っている特性が類似し、画面上の異質感を最小化することができた。

三つ目の理由は外部露出を最小化できるという点だ。『太陽の末裔』は100%事前制作ドラマであるだけに、事前保安は制作陣にとってもっとも重要な話題だった。韓宝炭鉱地は山の中腹に位置している東部地方山林庁の管轄地であったため、外部露出を最初化することができた。

『太陽の末裔』制作陣は撮影地選びについて「100%事前制作であるだけに、国内外を行き来する撮影日程を徹底して綿密に計算した」とし、「ギリシャと江原道太白一帯でそれぞれ撮影した姿が違和感なく視聴者に受け入れられるように最善の努力をした」と説明した。

東部地方山林庁と太白市の場所協賛が撮影の大きな絵を描くことに助けとなったとすれば、陸軍本部と特戦司令部の助言と撮影協力はドラマのディテールな要素を満たすことに大きな役割を果たした。

制作陣と俳優たちが直接特戦司令部部隊を見学して実務者たちの経験談、行動様式をはじめとした各種助言を受けた。中でもソ・デヨン上士役のチン・グが特戦司令部教官として射撃訓練を実施するシーンでは、実際に隊員たちが撮影に参加して細かな部分を生かす役割を遂行したりもした。

また陸軍本部からは規模が大きな軍用輸送機とヘリの支援を受けた。『太陽の末裔』制作陣は「輸送機とヘリの外観を似せて模倣することはできても、内部は実際に使用する装備を真似ることが難しい」とし「軍の積極的な協力がなければ、製作期間と費用がはるかにかかっただろう」と政府の積極的な支援に対する感謝を表した。

制作陣は最後に「このように久しぶりに韓流コンテンツに活気を吹き込んでいる『太陽の末裔』は政府機関、地方自治体そして軍まで広範囲にわたって多様な協力が集まって完成度を高めることができた」と話した。
  • MBNスター キム・ユナ記者 / 写真提供=NEW | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-03-30 15:39:30




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア