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EXO D.O. vs B1A4バロ、「ソシオパス」で輝き見せたアイドル出身俳優


  • EXO D.O. vs B1A4バロ、「ソシオパス」で輝き見せたアイドル出身俳優
一部既成俳優たちは公然とアイドル出身俳優に対する良くない心境を見せる。しかし、意図的に組み込んで裁断されたように培われたアイドルの俳優独り立ちは制限されてはいるが、このような先入観に後頭部をたたかれたような、とても驚くべき表現力を見せて専門俳優を緊張させる。

KBS2『君を覚えてる』に出演したド・ギョンス(EXO D.O.)はドラマに登場するたびに世論の叱咤を受けた「SMアイドル出身俳優」とは違い、ぞっとするほどソシオパス(社会病質者)イ・ジュニョンを完璧に消化して注目を集めた。たった3話分の登場であったが、主人公ソ・イングク、チャン・ナラよりも存在感を認められ次期作へ期待を抱かせた。

俳優として独歩的な魅力を見せたド・ギョンスのバトンをB1A4バロが引き継いだ。27日第1話が放送されたKBS2『マスター-うどんの紙』にて青年キム・ギルドを演じたバロは短い登場であったが、欲望に満ちたキム・ギルドの捩れた心理を完璧に描き出した。

明るい顔で舞台を駆け巡るB1A4のバロはどこにもおらず、自分がキム・ギルドであるかのようになりきった姿を見せた。

中でもソウル大学の学生に身分を偽装して家庭教師として入った軍高位幹部の家で殺人を犯し逃避しながら軍人、警察、飛行機操縦士などに身分を変えながら余裕を持って現実を楽しむ姿が映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のレオナルド・ディカプリオに並ぶほどに劇的に描写され視線を集めた。

まるでドッペルゲンガーのようにソシオパスとしてアイドル出身俳優の「アイドル出身」という否定的なレッテルをはずしたド・ギョンスとバロは彼らが描き出したソシオパスが同じようでいて違う点から他ならぬ姿を見せてくれた。

ド・ギョンスは相手の感情を打ち抜くような鋭い視線で画面を見る視聴者にまでもぞっとさせた一方で、バロは相手の感情は関係ないというような焦点の定まらない眼差しで冷たい雰囲気を醸し出した。

話し方もまたド・ギョンスは単語ひとつひとつに感情を植えつけたとすれば、バロは無関心なようにポツポツと吐き出すような話し方で本能的な狂気を表現した。

ド・ギョンスとバロがこのような結果を導きだしたことには完璧なシナリオが一役買った。中でも成人役を演じたチェ・ウォンヨンとチョ・ジェヒョンがソシオパスキャラクターを力を持って引き継いだこともまた僅かな登場にもよらず長い余韻を残すことができた理由だ。

しかし、逆に彼らの存在感がなければ名分のない絶対悪に止まることができたという点から、彼らがつかんだ序盤の制圧は重要な意味を持つ。

ド・ギョンスは映画『カート』にて小さいが意味のある役割を演じて真正性を見せ、『純情』などの映画に出演して俳優としてのフィルモグラフィーを積み重ねている。バロはtvN『応答せよ1988』の他にも短編映画プロジェクトに出演するなどして俳優としてしっかりと領域を拡張させている。

このように二人はソシオパスで俳優としての可能性を見せてくれたが、多様な役割に思い切って挑戦しており、アイドルと同様に俳優としての今後の歩みも期待させている。
  • シックニュース ハン・スギン記者 / 写真=KBS2放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-04-28 14:01:00




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