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エンタメ > 韓国ドラマ > 「力道妖精キム・ボクジュ」最終回① 誰もがうらやむ幸せな結末…埋もれるには惜しいドラマ
▶ この記事にはドラマ本編の内容の一部が含まれています。
対陣運が惜しかった。誰が見ても「ダビデとゴリアテの戦い」だったため期待は大きくなかったが、このまま埋もれてしまうには惜しいウェルメイドドラマだった。MBC水木ドラマ『力道妖精キム・ボクジュ』は青春の悩みと恋を淡泊に描き出してSBS『青い海の伝説』を相手に奮闘を繰り広げた。
11日午後に最終回を迎えた『力道妖精キム・ボクジュ』は、キム・ボクジュ(イ・ソンギョン扮)とチョン・ジュンヒョン(ナム・ジュヒョク扮)が夢と恋の両方を叶えてハッピーエンドを迎えた。
この日の放送でキム・ボクジュは泰陵(テルン)選手村に入った後、ナム・ジュンヒョンとの恋愛にさらに熱を上げた。夜遅くまで通話をして罰を受けたり、入院したキム・ボクジュの父(アン・ギルガン扮)をチョン・ジュンヒョンが看護しながら連絡がうまくとれないと、特別外泊までする熱意を見せた。
夢への情熱も逃さなかった。キム・ボクジュは大会のための訓練に邁進し、チョン・ジュンヒョンも代表に抜擢され泰陵(テルン)に足を踏み入れた。体育人として、20代の男女として、誰もがうらやむ幸せな結末を描き出した。
『力道妖精キム・ボクジュ』は、イ・ソンギョン&ナム・ジュヒョクの呼吸と久しぶりに登場した青春ドラマという点で、放送前から関心を集めたが、競争作である『青い海の伝説』の話題性に押されて、大きなスポットライトを浴びることはできなかった。
これは、視聴率にもつながった。16話分の放送を通して自己最高視聴率5.4%を下回る成績を収めた。爽やかな展開と俳優の好演、明るく元気なメッセージが低調な視聴率により、注目を集めることができなかった。
『力道妖精キム・ボクジュ』が平凡な競争作を相手にしていたら、結果は若干改善されていたのかもしれない。このまま別れてしまうには惜しい作品だった。