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イム・シワン、アイドルから俳優への転向「この世界で認められることがある実感」


  • イム・シワン、アイドルから俳優への転向「この世界で認められることがある実感」
「演技してみて『僕がこの世界で認められることがあるんだな』ということを感じました」

今月11日、ソウル市中区三清洞にて進行された映画『不汗党』ラウンドインタビューにてシックニュースと出会ったイム・シワンは、アイドルから俳優に転向したことで変化した自身の人生について話した。

2010年アイドルグループZE:Aとしてデビューしたイム・シワンは、特別目に飛び込む人物ではなかった。他のメンバーの間でダンスを踊り、数秒のパートを歌って自分を知らせねばならなかったイム・シワンは芸能界での自分の限界を感じ彷徨った。

「俳優としての道は良く来たと思っています。デビューして2年目だったかな、そのときにプロの高い壁に気づき『僕がここにいるだけの人間ではないのか』という考えをしました。この職業についてもう一度考えているときでした」

そんな彼の人生を変えたことは演技だった。ステージの上でなかなか自身の位置を探すことができなかったイム・シワンは2012年MBCドラマ『太陽を抱く月』にて初めて演技に挑戦し、はじめて自分にぴったり合う服を着た。当時、彼は秀麗な外見と安定した演技で話題を集めながら俳優としての可能性を立証した。

「そんな考えを持っているときに初めてドラマで演技することになりました。その後自分にたくさん自信を持つようになり、プライドも生じました。『もっとできるんだな』という考えを持つようになりました。僕は演技をしてみて演技の魅力を知りました。アイドルよりも演技するときが適性に合っていると考えました。これがとても魅力的な作業であることを気づき、今後も演技をもっとできればいいなと考えました。けれど考えだけで維持できるものではありません。幸いにも最初の演技をしたときに多くの方々が僕の演技についてとても寛大に見てくださいました。そうやって次ができ、その次ができて今に至っています」

こうして5年間俳優という新しい道を歩んできたイム・シワンは演技力を認められ「成功した演技ドル」の代表となった。しかし今もアイドル出身演技者たちに対する偏見は存在し、彼らを良く思わない視線も多い。イム・シワンもまたこうした視線から自由になることはできないだろう。彼は「演技ドル」のタグについても淡々と自身の所信を明かした。

「僕をアイドルと見るか、俳優として始めた人間として見るかは重要ではありません。ただ演技をしたときに感情がどれだけリアルに見えるか。そうでなければその感情が嘘っぽかったのか。僕にはそれが一番重要な部分です」

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イム・シワンにとって『不汗党』は新しいジャンルとキャラクターに挑戦したという点から意味深い作品だ。『不汗党』を通じて模範生のイメージを脱ぎ捨てて演技幅を広げた彼は「真の俳優」として成長している。彼もまた作品を終えるたびに少しずつ成長する自分を感じると明かした。

「確かなことは作品ひとつひとつをやるたびに僕の中に積み重ねられているものがあるようです。具体化はできないでしょうが、ある瞬間には現場で僕も知らずに緊張しない方法を学ぶこともでき、ある台詞を言うときにどんな呼吸法をすればより力がこもって見えるのかということを無意識にやりとげることもできます。複合的なのだと思います。作品をひとつずつやるたびに情緒的だったり演技的にアップグレードしていくという考えはあります」

彼が俳優として徐々に立場を固めていくほどに、歌手イム・シワンの姿は徐々に薄れている。今では大衆がステージの上のイム・シワンよりも作品の中のイム・シワンをより多く記憶していることが現実。しかし彼は意外にも歌に強い愛情を持っていた。カラオケの十八番としてキム・ヒョンシクの『私の愛私のそばに』、イム・ジェボムの『君のために』、イム・チャンジョンの『久しぶりだ』などを挙げた彼は歌手としての活動も続けていきたいと伝えた。

「歌がとても好きでカラオケにもよく行きます。一人で行くのが恥ずかしいので友人が必ず来ると嘘をつきながらも行きます。中でもバラードが好きです。ですからOSTにも参加したく、ファンミーティングの舞台でも歌いたい。アイドル経験を十分に発揮してダンスや歌、公演などをずっとやりたいという欲心があります。ソロアルバムもいつか出したいです」

最後に彼は軍入隊を控えた所感を短く伝えた。

「今年軍入隊することが僕の目標です。今やっているドラマがあるのですが、そのドラマを最後に行こうという欲心はあります。これ以上引き伸ばしたくありません。他の人たちは宿題をしたのに、僕一人でやっていない気分です。宿題をしなかったときに宿題検査が近づく緊張感を感じたくないので早く宿題を解決したいです。けれど僕の意思とは関係なく、国の選択であるため僕はただ切実に願っています。残念だという話は違うと思います。カンヌというプレゼントももらい、残念だというのは欲心が大きすぎると思います」

映画『不汗党』は刑務所で出会ったジェホ(ソル・ギョング扮)とヒョンス(イム・シワン扮)が共に不汗党となり組織を制していく過程を描く映画。来る17日公開。青少年観覧不可。
  • シックニュース キム・ダウン記者 / 写真=CJエンターテイメント提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-05-14 09:30:00




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